オークス出走各馬に距離不安? そんな中「全く心配ない」と断言した調教師

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オークス

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勝ち馬不在でも信頼すべきは桜花賞組 距離延びてクロノジェネシス

デスク「過去10年の連対馬のうち、13頭までが桜花賞組で、うち11頭がそこで3着以内だった馬。距離が800mも違う舞台であっても、桜花賞の結果が直結するレースで、今年はその桜花賞馬が不在とはいえ、同様のパターンだった3年前の勝ち馬シンハライトが桜花賞でハナ差2着だったことを考えれば、◎は桜花賞組から、というのも自然な流れだよな」

武井「◎に推したクロノジェネシスは、上がり32秒5の脚を使ったアイビーSの強さが示すように、ゆったりと運んで瞬発力を生かす形で本領を発揮するタイプです。そう考えると、これまで敗れたマイルでの2戦は距離不足と見ていいですし、むしろ道中でロスがありながら2着3着と崩れていないあたりが、底力を示していると言えるでしょう。距離延長で、2戦2勝の東京コースなら信頼できるはずです」

西田クロノジェネシスの桜花賞は、向正面で接触する不利があったのに加え、勝負どころで抑え込まれて動くに動けなかったもの。スムーズなレースができていれば、2着どころか…、という感も受けましたよね」

須藤「デスクもおっしゃっていたように、オークスは普通に桜花賞上位組を狙うべきレースですし、上位組で距離が延びていいのはクロノジェネシスしかいませんよ。コース実績もある上に、いい枠も引けましたから、◎は譲れませんね」

小桧山「桜花賞馬が不在の今年に限れば、桜花賞不出走組にもチャンスはあると思うんだけど、やっぱり王道路線を歩んで、阪神JFも桜花賞も負けて強しの内容だったクロノジェネシスを嫌う手はないよな。関東馬ならともかく、関西から東京へ長距離輸送しての2戦2勝のコース実績は、タフさ加減を示すものだと思うぞ」

加茂「出走全馬が未知の距離となる中で、斉藤崇師が“距離は全く心配してません”と話すのも納得できる馬やし、個人的にもデビュー前から期待していた馬。先週のノームコアに続いて、姉妹でのGI連勝に期待して、単勝で1万…」

デスク「加茂、1万円馬券勝負のコーナーじゃないぞ」

クロノジェネシス

人気を集める1頭、桜花賞3着のクロノジェネシス(撮影:日刊ゲンダイ)

田崎「僕はダノンファンタジーを見直したいですね。桜花賞は外枠で前に壁を作れなかったことを考えれば仕方のない結果だと思いますし、距離は未知ですが天敵とも言えるグランアレグリアがいないのなら、という気がします」

桜井「桜花賞はその天敵に完敗した形でしたが、正攻法で臨んでの結果で悲観する内容ではないと思いますよ。それまでの走りから世代トップレベルの能力に疑いの余地はないですし、ここで巻き返しがあっていいはずです」

デスク「問題の距離について、陣営はどう見ているんだ?」

加茂「距離への不安は血統よりも気性面。陣営も“行きたがる面があるので、折り合って運べるかどうかが鍵”とのことでしたわ」

大江原「さっきも話に挙がっていた、桜花賞の結果が直結する傾向は、今の時期の牝馬が能力でこの距離をカバーできることの証じゃないか。桜花賞の敗戦で人気を落とす形にはなっているけど、それまでの実績を軽くは扱えないし、コンタクトを取れている鞍上がスムーズに折り合いさえ付けられれば、突き抜けても不思議はないぞ」

デスク「その桜花賞では最先着のシゲルピンクダイヤに誰も◎を打っていないのも、やっぱり距離への不安があるためなのかな」

瀬古「距離については“これまで折り合いに苦労したことはありません”という、渡辺師の言葉からも不安は感じられないんですが、それよりも課題として挙がっていたのがイレ込みについてで“返し馬の後にイレ込むので、メンコを二重にして、輪乗りの際にもスタッフをもう一人つけて落ち着かせるように考えています”とのことでした。平常心で臨むことができれば、直線の長い東京コースで持ち味を存分に生かせるはずですけどね」

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