有力馬の名前がゾロゾロ挙がる中、本紙担当は「攻めの◎」
下敷きは同舞台の目黒記念 ハンデ増でも再現なるか?
デスク「いかにもハンデ戦らしく、人気割れの混戦ムードだな」
大江原「俺はそう難しく考える必要はないと思うんだけど、同じ舞台だった春の目黒記念をレコードで勝ったルックトゥワイスの実力を素直に信頼していいんじゃないかな。ハンデが2キロ増えるとはいえ、57キロは背負い慣れた斤量だし、何よりコース相性は抜群。鉄砲実績も十分あるから、久々を割り引く必要はないはずだぞ」
佐藤直「ルックトゥワイスは、典型的な晩成のステイゴールド産駒で、前走の目黒記念はようやく軌道に乗ってきたと言える内容だよ。6歳馬だけど、これから快進撃が続くと思うな」
デスク「ただ、中間に順調さを欠いたようで、仕上りは鍵になると思うけど」
菅「秋の帰厩後は京都大賞典で復帰のプランもあったんですが、外傷を負ったこともあっての再放牧を挟んだ形です。それでも、気配が先週あたりからグンと上向いて、ここへ向けて順調に調整は進んでいますね。鞍上がコロコロ替わっても結果に偏りがないように、乗りやすいタイプですし、右回りが苦手な馬ではないですが左回りは最後に手前を換えてもうひと伸びが利く馬。久々ですが陣営の感触も良く、期待して良さそうですよ」
伊利「僕は初重賞挑戦の目黒記念で2着だったアイスバブルに期待します。前開催のオクトーバーSに出走する予定が、台風で1週延びたことにより自重しましたが、間隔をあけて使った方が結果を出す馬なので、目標のここへ向けてはプラス材料と言えます。案外だった前走の小倉記念は、小回りコースが合わなかったものと見るなら、当然見直す手ですよ」
那谷「その前走の敗因については、陣営も掴みかねているようだけど、小回りに加えて猛暑の影響もあったんじゃないかな。オクトーバーSを使えなかったことは誤算ではあるけど、実は目黒記念の時も、予定していたメトロポリタンSが雹のために中止になってぶっつけになった経緯があるんだ。1年に2度もそんな目に遭うとは、という話だけど、目黒記念で先着を許したルックトゥワイスとは、斤量差が1キロ広がるし、神がかり的な騎乗を連発したレーン騎手が鞍上にいないのなら、逆転の目も十分あるよ」
小野智「私は、その目黒記念こそ5着止まりでしたが、昨年のこのレースで2着だったムイトオブリガードの巻き返しに期待します。その昨秋は、対ルックトゥワイスで2戦とも先着していますし、目黒記念で1キロ重かったハンデが、逆に相手が1キロ重くなるのなら、これまた逆転の目がありますよ」
目黒「こちらも久々が鍵とはなりますが、角田師は“次を見据えてどうこうと言える立場じゃないし、ここでしっかり結果を出すつもりで仕上げてきている”とのこと。大阪杯はベストとはいえない条件でしたし、前走にしても終始内側を走る形で力を出し切れていませんからね。“重賞を勝つのは簡単ではないし、色々と噛み合わないと難しいけど、何とかタイトルを獲らせたい馬だからね。前走を除けば東京では全部3着以内に入っているように、一番合っているコース。期待したいね”と、師も望みは捨ててませんよ」
守屋「僕は昨年の目黒記念2着馬、ノーブルマーズに期待します。直後の宝塚記念でも狭い内をついてよく伸びて3着に食い込んできたように地力は確かで、その後は連対こそないものの、特筆すべきは今年1月の日経新春杯。3角手前で馬群がひと固まりになると、どこにも持ち出せず位置取りを後方まで下げてしまいましたが、直線で大外に出すとグイグイ伸び、4着まで追い込んできました。当時コンマ1秒差の2着馬がルックトゥワイスでしたが、このときはルック55キロ、自身が56キロで、これまた斤量差が逆転する今回は、能力さえ出し切ればヒケは取らないハズです」
デスク「前走の京都大賞典は、上位入線馬の顔ぶれを見ると、少し物足りない4着にも思えるけど」
加茂「陣営は“前を見ながらレースを運べていたし、ポジションも理想的。結果的には前残りの結果で届かなかったけど、ラストはしっかりと脚を使えていた”とのことなら、悲観すべき内容ではないやろ。展開云々ではなく、自分のリズムを守って走ることができれば、チャンスは十分あるはずや」
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