デアリングタクト 無観客競馬が「意外と大きい要素」なワケ

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デアリングタクトは「いつもと変わらぬ好状態」がGood

調教班・栗東坂路担当 須藤TM
「1週前にコースで追い切って直前は坂路で単走、というのは、前走の桜花賞時と全く同じパターン。それで結果が出たのであれば、敢えて違う形を取らなかったのも当然でしょう。唯一の相違点は、今回は東京への輸送を考えてか、抑え気味の最終追いになったことですが、スムーズに折り合ってリズム良く駆け上がってきたもので、短期放牧を挟んだことで前走の疲れは全くないと見ていいですね。輸送が鍵になるとはいえ、少なくとも栗東ではいつもと変わらぬ好状態と言えます」

デアリングタクトは「追い風となる無観客競馬」がGood

栗東・杉山晴厩舎担当 那谷TM
「実に63年ぶりとなる無敗の二冠牝馬誕生へのポイントは、距離、左回り、長距離輸送の3点。距離に関しては、多少行きたがる面があり、桜花賞の1週前追い切りでも力んで内にモタれる面を見せていたほどだが、今回は“いいリズムでリラックスして走っていました”と、松山騎手も折り合いに不安を抱いていない様子。父がジャパンカップを、母の父がダービーを勝っているのだから、少なくともマイナス材料とはならないだろう。左回りについては調教での走りから問題はなく、長距離輸送についても厩舎は東京への遠征で勝ち星も多く挙げており、“スタッフにノウハウがあります”と師は自信を持っていた。加えて強調できるのが、ゲート裏でのイレ込む面がスタンド前発走でも無観客競馬ならさほど不安とならないこと。これは意外と大きい要素で追い風になるかもしれないな」

デアリングタクトは「全く問題はない距離延長」がGood

最終ジャッジは俺に任せろ 本紙担当・武井TM
「ゆったりとした流れだった新馬戦から、エルフィンSは一転して速い流れ。1000m通過で4秒も違うペースに難なく対応して連勝した時点で、すでに非凡なレースセンスを見せていた馬です。桜花賞は重馬場の中でさらに厳しい流れでの消耗戦となりましたが、一頭だけ次元の違う伸びを見せての完勝。あれだけのタフな状況下でいつも通りの瞬発力を見せたのであれば、距離延長も全く問題ないと見ていいですし、素直に◎の評価でいいでしょう」

デアリングタクト

63年ぶりの無敗2冠を目指すデアリングタクト

デアリングタクトは「追い切り後の馬体重」がBad

Badコメントは俺に任せろ 編集・木谷
「デビューから3ヵ月、2ヵ月と間隔を取って出走してきた馬が、今回は重馬場の過酷な競馬の後で中5週というスケジュールですから、やはり状態面がキーポイントでしょうね。水曜日の追い切り後の馬体重が462キロと、前走の桜花賞からマイナス4キロ。東京への輸送を控える身としてはやや心許ない数字に映ります。結構なピッチ走法で走る“一瞬のキレ”が武器のタイプですし、最後の最後で押し切れず、という可能性もあると思いますね」

デアリングタクトは「鵜呑みにできない桜花賞」がBad

俺にも言わせろ 編集・デスク
「桜花賞の2着馬が不在で、3着馬にコンマ5秒差というのは、見方によっては決定的な差かもしれないが、道悪競馬においては純粋な能力差以上の着差が付くことが多いからな。今回の桜花賞に限っては、1秒以内の着差の馬たちにも逆転のシーンは十分にあると思う。もちろん消耗戦になったことによる疲労を考えれば、別路線組にもチャンスはあるはずだし、いずれにしろ抜けた人気ほどの信頼性はないと見たぞ」

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