日本ダービー 出走馬紹介・ヴェルトライゼンデ

採点時コメント

まずまずのスタートから鞍上が促して３番手。道中は外から被せられる形ではあったが、全く問題にせず。残り600ｍの標識あたりから仕掛けていき、外目を回して４角先頭の横綱相撲を展開、最後は余裕すら感じさせる走りで後続に３馬身差をつける快勝。雨の降る中、重馬場で時計は目立たないが、パフォーマンスは一際目立っていた。

馬体診断

まだ骨格やシルエットは成長途上といった印象ではあるが、胸～肩、そしてお尻のボリュームは中々のもの。太くてガッチリした首も印象的で、重馬場でも安定感のある走りが出来ていたように、パワーが豊富。現状は1600ｍ～2000ｍ位が良さそうだが、成長と共に距離適性も延びてきそうなタイプ。

血統診断

母はドイツ産馬で、その半弟にプリンスオブウェールズＳなど欧州でＧIを３勝したマンデュロがいる血統。本馬の半兄にはワールドエース（マイラーズＣ）、ワールドプレミア（若葉Ｓ２着）がいる。その兄２頭はディープインパクト産駒だが、こちらはドリームジャーニー産駒。気性的な危うさはあるものの、成長力があって息の長い活躍が見込めそう。