実績馬が有利な京王杯SC ポイント×3クリアは、たった1頭
安田記念の前哨戦、京王杯SCは2歳マイル王サトノアレスやスプリントGI馬セイウンコウセイなど、多彩なメンバー構成に。本番へ向けて弾みをつけるのはどの馬?
高齢馬も侮れないレース
昨年は当レースで1番人気(9着)だったサトノアラジンが続く安田記念を勝利。当レースを勝ったレッドファルクスが僅差の3着と、ステップレースとしての位置付けを強めた印象。まずは基本的な傾向をおさらいしたい。
東西別成績(過去10年)
関東馬〔5.1.5.62〕
関西馬〔5.9.5.72〕
年齢別成績(過去10年)
4歳〔2.0.3.42〕
5歳〔5.3.4.30〕
6歳〔1.3.3.36〕
7歳以上〔2.4.0.26〕
東西では1、3着馬の数こそ同じだが、2着馬の数で差が付いている分、全体的には関西馬がややリード。年齢別の成績を見ると5歳馬の好走例が多く、4歳馬はやや物足りない。また、7歳以上の高齢馬は近5年に限れば毎年1頭は連対中。
人気面では1番人気が〔1.0.1.8〕とはっきり不振。その分を2番人気が〔2.2.3.3〕とカバーする傾向にあるが、それでも馬連平均配当が9000円台なので、波乱傾向は強め。
近年は臨戦過程の傾向に変化が…
次に見て行きたいのが臨戦過程。
前走レース別成績(過去10年)
高松宮記念〔4.1.3.23〕
ダービー卿CT〔2.1.2.22〕
東京新聞杯〔1.3.0.0〕
1600万〔2.1.1.9〕
OP特別〔0.1.2.38〕
ただし、近5年に目を向けると、やや傾向の変化が現れている。
前走レース別成績(過去5年)
高松宮記念〔3.0.0.10〕
ダービー卿CT〔2.1.2.11〕
東京新聞杯〔0.3.0.0〕
1600万〔0.0.0.5〕
OP特別〔0.0.1.16〕
3頭の勝ち馬を送り出している高松宮記念組を筆頭に上3つの好走率が上がっているのに対して、前走が1600万やOP特別だった馬は成績が落ちている。これは馬券のポイントとして、実績を重視すべきレースになってきたということでもある。
京王杯SC連対馬のポイント(過去5年)
- GII3着以内もしくはGI5着以内or0.5秒差以内(10頭中9頭)
- 東京芝で1着(10頭中9頭)
- 芝1400mで1着(10頭中6頭)
GIIやGIで上位に入った経験があるかどうか、がまずは第一の関門。次に東京芝での勝利経験。芝1400mでの実績だが、出走経験があったのは10頭中7頭。そのうち6頭に1着があり、残る1頭は芝1400mの重賞で2着があった。出走歴があって実績がない馬はマイナス。
この3点すべてをクリアしたのはセイウンコウセイだけ。勿論、軸はここから。グレーターロンドン、サトノアレスは芝1400m未経験という点がやや不安要素だが、その他の2点はクリアしており、相手候補として不足はない。

勝ち星からやや遠ざかっているセイウンコウセイだが、ここは狙い目(撮影:日刊ゲンダイ)
もう1頭、押さえるなら東京コースでの実績だけがなかった8歳馬ダンスディレクター。東京では1戦のみ、2015年の当レースで12着だが、勝ち馬からは0.3秒差と少差の競馬。前年の阪神Cで連対していた馬は過去10年で〔0.0.4.4〕と連対こそないが、半数が馬券対象になっている。こちらも要マーク。
結論
◎セイウンコウセイ
△グレーターロンドン
△サトノアレス
△ダンスディレクター
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