11名が◎サリオス 堀厩舎&担当からは絶賛の声「間違いなく…」

優馬TM座談会
朝日杯フューチュリティS

勝つのは今週も違う2戦2勝馬? レッドベルジュールにチャンスあり

西田「私は、これまた2戦2勝と底を見せていないレッドベルジュールに期待しました。スムーズに先行した初戦とは違い、出遅れて後方からの形となった前走は折り合いに専念しての直線一気。キャリア2戦目で全く違う競馬にも対応しきったあたりが能力の証で、タメる形でのキレ味の優秀さもまた証明する形にもなりました。阪神外回りは初戦の1800mで経験済みですが、より持ち味が生きるのもマイル戦でしょう」

持木レッドベルジュールの前走は、出遅れにも慌てず騒がずに対応した鞍上の好騎乗もあったとはいえ、内からあれだけの脚を使うのはセンスなくしてはできない芸当ですね。本来は、流れに乗った上で脚をタメたいところですが、直前の金曜日にもしっかりとゲート練習を積んでいましたし、今度はスタートもキッチリと決めてくれるでしょう」

田崎「僕は同じ2戦2勝とはいえ、レッドベルジュールの前走は“うまく行った”感も否めませんし、サリオスの相手として人気になるほどの信頼はできないのではないかと思いますね」

デスク「ただ、これは前走が4ヶ月ぶりだったサリオスにも同じことが言えるんだけど、レッドベルジュールの前走も4ヶ月半ぶり。しかも大幅な馬体増で勝ったという点では、内容以上に価値がありそうだよな」

「陣営も“休み明けであの走りができたのは能力があってこそ”という評価ですが、プラス28キロでの出走については成長分とのでした。そういう意味では、ダメージや反動の心配もないですし、“数字云々よりも使って馬体が締まり反応も良くなった”のなら状態面での上積みも見込めます。“まだこれからの馬だけど素質の高さに期待したい”という陣営の言葉通り、チャンスは十分あると思いますよ」

デスク「一方で、もうひとつの前哨戦である京王杯2歳ステークスを、これまたレコードタイムで勝ったタイセイビジョンだけど、全員がマークしているにもかかわらず◎がないのは、やはりマイルの経験がないからなんだろう。ただ、またまた先週の話を持ち出してスマンが、先週の勝ち馬も初マイルだったよな」

細川「距離に関しては未経験の不安がないとは言えませんが、陣営も馬具を工夫したり折り合い重視の調教を行ったりと、力を発揮するための対策は取っています。デビュー前から厩舎内でも“大きいところを狙える”と期待されていた馬ですし、まともに走ればこの相手でも十分に通用しますよ」

タイセイビジョン

京王杯2歳Sをレコード勝ちしたタイセイビジョン(撮影:日刊ゲンダイ)

板子「同様に初のマイル戦となるラウダシオンですが、ここまでの3戦を見ると、決して短距離馬ではないように思えます。2走前の小倉2歳Sは道中の位置取りや勝負所で外を回して、鞍上も目一杯に追わず全力を出し切っての敗戦ではなかったですし、前走のもみじSでは中団から手応え良く抜け出して、軽く追われただけで素早く反応して並ぶ間もなく差し切ったもの。まだ奥があり成長途上ではありますが、マイル戦で変り身を見せる余地は十分にあると判断し、穴候補に挙げておきたいですね」

加茂「不良馬場だった前走は、陣営も“しっかりと勝ち切った点に価値があったと”と。ルメール騎手も追い切り後に“距離はマイルまでならダイジョーブ。いい動き、楽しみ”と言っとったし、“思ってる以上に馬がドンドン成長している”とのことや。あとはこれまでに経験していない時計勝負に対応できるかどうかだけやろな」

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