厩舎ゆかりの良血馬ブライトエンブレム 小島茂師「皐月賞とダービー、両方勝ちたい」

Road to Derby 2015

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両方とも勝ちたい

 皐月賞を一週前に控えた4月8日、ブライトエンブレムは、美浦南ウッドコースで3頭併せで追い切られ、5F69.1-53.5-40.1-13.0、で馬なり併入、と順調な調整ぶりをアピールした。

 自ら手綱を取っていた小島茂師は『今週の課題は“折り合い”だったけど、うまくコントロールが利いて完璧だったね。週末には終い伸ばして、最終追いはサラッと。少し気負ってしまった前回を踏まえて、そういう形の調整を予定しているよ』と。

 『長い距離の方が絶対いい』と田辺騎手も言っているように、最大目標はやはりダービーなのか、と師に聞いてみた。

 『確かに距離適性や東京の新馬戦で強かったことを考えれば、ダービーを意識できる馬。ただ、今の中山の荒れた馬場にも適性があると思うし、皐月賞も取らせたいね』と、強気の姿勢。

 そして、両方勝つためには『目一杯仕上げないで余力を残して皐月賞に臨む』と言う。

 それでも勝負になるとの自信、そして、その仕上げで皐月賞を勝てるのなら、当然、ダービーも、ということなのだろう。

思い結実の先に

 関西圏の出走では、早目の栗東入りや長期滞在という、いわゆる『栗東留学』を早くから取り入れ、調教でも自らが手綱を取って確かめるスタイルを崩さない。そして、これまた先駆けとなるブログで長年にわたって自らの声で情報を発信している小島茂師。マスコミのみならず、ファンとの距離が近い調教師である。

 母ブラックエンブレムの他に、クィーンスプマンテでエリザベス女王杯勝ちのある小島茂師だが、牡馬でのGI制覇は、まだない。しかも、特別なGIであるクラシック制覇を意識できるブライトエンブレムに賭ける師の思いは、我々には計り知れないものだろう。

 『両方とも勝ちたい』という師の思いが結実するならば、その先に見えるのは『三冠』という新たな目標。そこまで意識できる馬であろう。

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