【ローズＳ】勝って秋華賞の有力候補へ名乗りを上げる馬は

名を捨てて実を取りに来た？　土曜の注目馬はコレだ！

　ローズＳとケフェウスＳのダブル登録をしていたマリアエレーナ（栗東・吉田厩舎）。てっきりローズＳに出走すると思っていたが、陣営が選んだのは後者の土曜１１ＲケフェウスＳの方だった。「格上挑戦だけどハンデの４８キロはすごく魅力だね。小柄なわりに力の要る馬場でもしっかりと走るし、何より右回りと違って左回りだと最後のひと伸びが違う。デキの良さと斤量差を生かせれば面白いと思うよ」と高島助手は色気タップリの様子。３連勝に期待したい。

日曜は中京メインと最終にお宝ホースが

　中京（日）１１ＲローズＳはタガノパッション（栗東・鮫島厩舎）を狙う。春はハードなローテーションのなかオークスで４着に健闘した。前走後は放牧へ出して心身ともにリフレッシュを図り充電は完了。「前走で能力が高いことがわかった。体が少し大きくなって成長は感じるし、こちらに戻ってからも順調に調教メニューを消化してきたよ。スイッチも入っているので、いきなりから動けるんじゃないかな」と鮫島調教師は手応えアリの表情。ここを勝って秋華賞の有力候補に名乗りを上げる。

充電効果でいきなり動けそうなタガノパッション

　中京（日）１２Ｒテーオーポシブル（栗東・梅田智厩舎）はこの舞台を狙って調整してきた。今週の坂路で５０秒６の好時計をマーク。動き・仕上がりとも申し分ナシ。「左回りの１４００ｍが一番走りやすい。相変わらず元気一杯で休み明けも気にならない。何とかしたいね」と梅田智調教師は必勝の構え。（栗東想定班・加茂聡）