台風の目はキズナを負かしたあの２頭　春の天皇賞は今年も荒れる？

2015年5月1日(金)16:41 優馬データ班

重賞データ攻略

　過去10年で前走・阪神大賞典組は６頭が馬券圏内に入ったが、阪神大賞典でのレースぶりと合わせてみると、

年	人気着順	馬名	阪神大賞典着順	阪神大賞典通過順
2012年	14人気 1着	ビートブラック	10着	3-2-2
2011年	5人気 3着	ナムラクレセント	１着	2-2-2
2008年	3人気 1着	アドマイヤジュピタ	１着	2-2-2
2007年	4人気 3着	トウカイトリック	３着	7-7-7
2006年	1人気 1着	ディープインパクト	１着	6-4-2
2005年	4人気 3着	アイポッパー	２着	4-4-3

　こうしてみると、阪神大賞典での上位入線がポイントになりそうだが、重要なのは「阪神大賞典で積極的な競馬をしていること」ではないだろうか。阪神では粘り切れなかった先行脚質の馬が京都替わりで一変する、という図式がまさに2012年のビートブラックだ。

　特に、今年の阪神大賞典は前半３Ｆが34.7秒という暴走に近いオーバーペース。中盤のペースが落ち着いたとはいえ、先行タイプには厳しいレースなのは明らか。逃げたスズカデヴィアス、３番手追走のラブリーデイは２走前に京都記念で１、２着。休み明けとはいえキズナを負かしており、京都の外回りでのパフォーマンスを考えれば決して侮れないのではないだろうか。