【皐月賞】トレンドの「共同通信杯組」も即決は危険！ファントムシーフを今一度精査すべきワケとは

～過去10年の皐月賞の傾向分析～

　近年、皐月賞のステップレースとして広く周知されるようになった「共同通信杯組」だが、実はそこには落とし穴が存在する。過去10年で関東馬が５勝をマークしているのに対して、関西馬は６頭出走して３着が１度だけ。今年の共同通信杯で１、２着だったファントムシーフ（栗東：西村厩舎）、タッチウッド（栗東：武幸厩舎）はともに関西馬。データ的には過信禁物。

◇前走レース別成績
・共同通信杯　〔５.０.２.９〕
・スプリングＳ〔２.１.２.31〕
・弥生賞　　　〔０.５.３.33〕
・若葉Ｓ　　　〔０.１.１.21〕

◇前走人気別成績
・１番人気　〔６.７.５.28〕
・２番人気　〔１.１.１.22〕
・３番人気　〔１.０.１.19〕
・４～５人気〔１.２.２.32〕
・６～９人気〔１.０.１.36〕
・10人気以下〔０.０.０.６〕

　データからは前走１番人気馬が圧倒的に優位。さらに「前走芝1600ｍ以上の重賞で連対した牡馬」に限れば〔６.５.３.10〕と好走率は更に高まる。今年のこの条件をクリアするのはトップナイフ・フリームファクシの２頭のみ。前走から乗り替わりの方が〔４.１.０.２〕と好成績を残しており、中心にはフリームファクシ（栗東：須貝尚厩舎）を抜擢。コンビを組むレーン騎手もサリオスで皐月賞２着の実績があり、テン乗りに不安はない。（優馬データ班）

目下３連勝中のフリームファクシが一冠奪取へ！