優馬編集長日誌 4月28日号「マラソンランナーは痩せている」

優馬編集長日誌
天皇賞(春)

 今のところ◎にしようと考えているシュヴァルグランは、前走の阪神大賞典(3000m)で高UK値。久々のレースで高UK値、しかも阪神大賞典が初めての3000m以上のレースだったのだから長丁場の適性は非常に高いと考えられる。馬主は元メジャーリーガーの佐々木主浩氏。話題になって必要以上に人気になるかもしれないが、それでも今の段階では◎予定。

 アルバートは3走前のステイヤーズS(3600m)が高UK値。2着馬に5馬身差をつける独走だった。GIの有馬記念と久々だった前走の日経賞を除けば、0.5秒以上の着差で負けているレースは1800m以下の距離ばかり。このことからも、長丁場向きと考えていいだろう。ここ2走の2500mでも距離不足だったとは言わないが、少なくとも一戦級との2500mでは “もっと距離が欲しかった” のだと思う。

 フェイムゲームは先にも述べたが昨年の天皇賞(春)2着馬。その時のUK値は高UK値ではなかったが、5走前=昨年のダイヤモンドS(3400m)で高UK値を記録している。昨年の天皇賞(春)はダイヤモンドSからの直行で、今年もローテーションは同じ。レース間隔はあいているが今年も侮れない存在だ。

 トゥインクルは前走のダイヤモンドSで、そのフェイムゲームを負かした馬。その時のUK値が高UK値に近い値だった。2走前や3走前に3000m以上の距離で敗れている点が気になるものの、昨年の2着馬を負かしているなら印をつけなければと思う。

 他の前走体重480㎏未満のカレンミロティックタンタアレグリアヤマニンボワラクテも3連複のヒモぐらいには買っておこうか。あと、前走体重480㎏未満に属さないが、キタサンブラックゴールドアクタートーホウジャッカルレーヴミストラルはUK値の面から要チェック。これら4頭は2400~2500mで前5走以内に高UK値をマークしている。

 

それでは最後に先週の高UK値馬を

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。

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