【POG2歳馬情報・栗東】「ダービー前に覚えておきたい!」現場記者らが“注目の2歳馬”を一挙紹介
~注目2歳馬情報:栗東編~
競馬専門紙「優馬」「ケイユウ」のトラックマン・スタッフが、調教・厩舎取材、血統面を含めて厳選した2歳馬たちを一挙紹介。
◇インビジブルセルフ 栗東:池江寿厩舎
牡(父エピファネイア×母アウェイク)
2022年セレクトセール1歳セリにて2億5000万円で落札された高額馬。既にゲート試験を受かって放牧中。「まだ500キロくらいあって体を持て余している感じでしたけど、背中がいいですね。走りに対して前向きだし、大物感もあって調教を積んでいけば化けそうです」と陣営。(厩舎取材班:那谷TM)
◇エヴァンジェリーナ 栗東:斉藤崇厩舎
牝(父モーリス×母ジェンティルドンナ)
母は三冠牝馬ジェンティルドンナ。全姉に昨年エリザベス女王杯を制したジェラルディーナがいる超良血。「お姉さんとは顔や体つきは違いますけど、とてもバランスの取れたいい馬です」と斉藤崇師。夏~秋に入厩予定とのこと。(厩舎取材班:加茂TM)
◇ブシン 栗東:森秀厩舎
牡(父イントゥミスチーフ×母フローレス)
2020年の米国エクリプス賞年度代表馬オーセンティックの全弟。「乗り味がいいですし、柔らかみがありますから芝でも走れそうですね。一頭だと物見をしたりしますが、併せるとシッカリとハミを取りますし真面目で新馬向きだと思います」と清水亮助手。推定馬体重480キロ。(厩舎取材班:瀬古TM)
◇マルチャレアル 栗東:斉藤崇厩舎
牡(父リアルインパクト×母ヴィートマルシェ)
姉にBCディスタフを制した名牝マルシュロレーヌ。兄には同厩舎で交流重賞2勝と活躍中のバーデンヴァイラーがいる好素材。「バランスがしっかりしていて、さすが良血馬だなあと感じました」と斉藤崇師の感触も良し。(厩舎取材班:加茂TM)
◇ジュントネフ 栗東:清水久厩舎
牡(父モーリス×母ホットチャチャ)
・ダービー4着、菊花賞2着に好走したエタリオウの半弟。5月7日の坂路で楽に1F12秒3をマーク。父がモーリスになったことで、素軽さも十分。(調教班:中邑TM)
・5月10日のCWコースでは、柔らかいフットワークで終いもスムーズな伸びを披露。血統馬らしくセンスを感じさせる。(調教班:市場TM)
・菊花賞2着エタリオウの半弟で期待できる。(調教班:田崎TM)
◇ガリレオズソングの21 栗東:杉山晴厩舎
牝(父サトノダイヤモンド×母ガリレオズソング)
今年の2歳世代の馬体写真を数百頭見たが、牝馬ではこの馬のシルエットが際立って良く映った。半兄ビヨンドザファザー(現3勝クラス)は父カーリンでダート色が強いが、ダートでも瞬発力は相当。母の父ガリレオで欧州由来の重厚感がありながら、本馬はサトノダイヤモンドの牝馬で、手先の軽さを感じさせるシャープな造り。順調なら芝の大きなところも狙えそうな血統馬だ。(本紙スタッフ:大木)
◇シャドフ 栗東:庄野厩舎
牝(父スワーヴリチャード×母シャンブルドット)
父スワーヴリチャードも管理した庄野調教師が「今年の4番バッター!」と期待を寄せる一頭。(厩舎取材班:広田TM)
◇エヴァンスウィート 栗東:友道厩舎
牝(父スワーヴリチャード×母ハルーワスウィート)
・兄シュヴァルグラン、姉ヴィルシーナ、ヴィブロスとGI馬が名を連ねる佐々木主浩オーナー&友道厩舎ゆかりの良血馬。一度入厩して、すでにゲート試験は合格。これなら早い時期のデビューも期待できそう。(調教班:中邑TM)
・GI馬3頭の下で新種牡馬スワーヴリチャードの産駒。素質ある。(調教班:田崎TM)
・厩舎ゆかりのハルーワスウィートの仔で期待値は高い。(厩舎取材班:広田TM)
◇オコタンペ 栗東:須貝尚厩舎
牡(父ニューイヤーズデイ×母ラーゴブルー)
2022年セレクトセール1歳セリで9400万円で落札された。父はBCジュヴェナイルの勝ち馬で、2020年より社台SSで供用され、今世代が本邦初年度産駒となる。本馬もガッチリとした筋肉質の好馬体。パワーとスピードを兼ね備えている。(調教班:須藤TM)
◇テラメリタ 栗東:須貝尚厩舎
牝(父ブリックスアンドモルタル×母テラノヴァ)
父は2019年米国エクリプス賞年度代表馬で、今世代が初年度産駒となる。本馬も見栄えのする馬体で、身のこなしも軽い。(調教班:須藤TM)
◇ザフラッグ 栗東:武幸厩舎
牡(父ハーツクライ×母スパニッシュクイーン)
2022年のセレクトセール1歳セリで1億7500万円で落札された。高額馬らしい好馬体の持ち主で、ポテンシャルは高い。(調教班:中邑TM)
◇ブライトアゲイン 栗東:森秀厩舎
牝(父プラクティカルジョーク×母ヤンキーブライト)
育成場のチャンピオンヒルズに調教を見に行った厩舎スタッフの話では「ブシンより動きは目立っていた」とのこと。牝馬らしく仕上がりは早そうなタイプ。(厩舎取材班:瀬古TM)
◇フォーディアライフ 栗東:武幸厩舎
牡(父ドレフォン×母ディアマイダーリン)
4月12日のCWコースでは1F11秒7とセンスある動きをみせ、3歳馬以上に目立っていた。(調教班:市場TM)
◇フェンダー 栗東:斉藤崇厩舎
牡(父モーリス×母プリンセスロック)
半姉ブトンドールは昨年デビューから2連勝で函館2歳Sを制した。すでにゲート試験は合格済み。「お姉さんの事もあるので、短距離タイプかなと思います」と斉藤崇師。このまま順調なら早めのデビューも視野に入ってくる。(厩舎取材班:加茂TM)
◇グレッソネイ 栗東:高野厩舎
牡(父モーリス×母アドマイヤローザ)
アドマイヤグルーヴ~エアグルーヴ~ダイナカールと辿る名牝系の出身。早い時期から坂路を登坂。4月9日には古馬プライドランドと併せたが、雰囲気は上回っていた。これは走りそう。(調教班:市場TM)
◇アッファシナンテ 栗東:高野厩舎
牝(父キズナ×母アディクティド)
入厩して最初の追い切りで古馬と互角に動いたように、素質は高い。バネの利いたフットワークで芝でもキレる脚を使えそう。(調教班:須藤TM)
◇ショウナンラプンタ 栗東:高野厩舎
牡(父キズナ×母フリアアステカ)
均整のとれた好馬体。動きも素軽く、将来性十分。(厩舎取材班:広田TM)
◇シャハザマーン 栗東:藤原英厩舎
牡(父ドゥラメンテ×母ドバイマジェスティ)
半兄に皐月賞馬アルアイン、ダービー馬シャフリヤールがいる良血馬。今は亡きドゥラメンテの産駒で爆発力を秘めていそう。(本紙スタッフ:土屋)
◇ショウナンマントル 栗東:新谷厩舎
牡(父ドゥラメンテ×母セシリア)
2022年の北海道セレクションセールで4400万円で落札された。母セシリアは芝1800mで2勝。エピファネイア産駒の半兄ワールドリバイバルは、2021年のラジオNIKEEI賞2着、昨年の巴賞でも2着とオープンで活躍中。「これといった癖がないし、自分の気持ちをしっかりと持っている馬だね。今の2歳にしては動きがいいし、前進気勢もあるよ。このまま在厩で調整を進めて、3回阪神の開幕週か2週目のマイル戦でデビュー予定」と新谷師。(厩舎取材班:那谷TM)
◇サンライズジパング 栗東:音無厩舎
牡(父キズナ×母サイマー)
500キロを超す雄大な馬体はひと際目立つ。「心臓がいいですし、大跳びで素軽いフットワークをしますね。芝の長めの距離が合いそうなタイプです」と担当の平井助手が期待を寄せる好素材。(厩舎取材班:瀬古TM)
◇ミカエルパシャ 栗東:橋口慎厩舎
牡(父エピファネイア×母ピースオブラヴ)
「見栄えがしますし、バランスのいい馬体をしていますね。精神的にどっしりとしていて大人びています。牧場での追い切りでは楽々と動けていましたし楽しみです」と橋口慎師。ゲート試験にも合格済み。(厩舎取材班:瀬古TM)
◇シホノヴェローチェ 栗東:杉山佳厩舎
牡(父ダイワメジャー×母メジロジェニファー)
母メジロジェニファーは芝の2000mで3勝。全兄ロジスカーレットは2勝をあげた。4月28日にゲート試験に受かって、放牧に出された。「ダイワメジャー産駒らしくスピードがあって、早い時期から動けそうです。順調に調整できたら3回阪神の芝1400mでデビュー予定です」と杉山佳師。(厩舎取材班:那谷TM)
◇サザンカ 栗東:角田厩舎
牝(父ヘニーヒューズ×母レッドアメリア)
4月中に入厩しゲート試験合格後、一旦放牧へ。血統的にダート向きで、ゲートセンスも良さそう。ダート路線で活躍を期待できそうな一頭だ。(厩舎取材班:目黒TM)
◇ブルボンクイーン 栗東:角田厩舎
牝(父キズナ×母セレブラール)
ゲート試験を既に合格し、一旦放牧中。重賞勝ち馬ベルカント、イベリスの半妹で厩舎ゆかりの血統馬。芝向きの素軽いフットワークで、この馬も走ってきそう。(厩舎取材班:目黒TM)
◇メイショウガイフウ 栗東:角田厩舎
牡(父キズナ×母キンショーユキヒメ)
2021年の北海道セレクションセールで2100万円で落札された。母キンショーユキヒメは福島牝馬S勝ち馬。ゲート合格後、一旦放牧に。これからの成長余地が大きそうだが、走ってきそうなフットラークとのこと。早期デビューを予定している。(厩舎取材班:目黒TM)
◇モンシュマン 栗東:上村厩舎
牡(父ミッキーアイル×母ザウェイアイアム)
「まだ体型は幼いが、いいスピードがあるし気性的にも2歳戦向き。デビューは小倉辺りを予定している」と上村師。(厩舎取材班:桜井TM)
◇オレンジサファイア 栗東:岡田厩舎
牝(父ヴィクトワールピサ×母オレンジティアラ)
母は新馬勝ちし、小倉2歳Sでも3着。「この時期の2歳馬としては馬体がしっかりしている。素直な気性で調整もしやすい。阪神芝1200mでおろす予定」と大林助手。(厩舎取材班:桜井TM)
◇エスカルチャ 栗東:岡田厩舎
牡(父ファインニードル×母デザートチル)
「馬体に緩さを残しながらも動きは中々のもの。奥のありそうな素材でもあり、先々まで楽しみ」と大林助手。デビューは未定とのこと。(厩舎取材班:桜井TM)
◇レオナルドスター 栗東:長谷川厩舎
牡(父ダイワメジャー×母レディマカパ)
「まだ緩いが、動きには柔らかみがある。今後、さらに良くなってきそうな馬だし、完成してくれば楽しみな素材」と長谷川師。ゲート試験合格後は放牧に出され、デビューは未定。(厩舎取材班:桜井TM)
◇ピュアアイズの21 栗東:松下厩舎
牡(父キズナ×母ピュアアイズ)
松下師がまず1頭目に推奨してくれた馬。半兄にダートで4勝を挙げオープン入りしたピュアジャッジがいる。稽古の動きも良く、デビューは夏頃になるとのこと。(厩舎取材班:細川TM)
◇フローラルセント 栗東:松下厩舎
牝(父キズナ×母サマーローズ)
牧場の期待も高い一頭で、早期のデビューも叶いそう。(厩舎取材班:細川TM)
◇チェレスタ 栗東:松下厩舎
牝(父ハービンジャー×母カリンバ)
母カリンバ、一つ上の姉エナジーチャイムともに新馬勝ちをおさめている血統。夏頃にデビューできそうとのこと。(厩舎取材班:細川TM)
◇エルフストラック 栗東:中村厩舎
牝(父カリフォルニアクローム×母スペルオンミー)
まだ線は細いが、気性的に前向きで年長馬より良い雰囲気で駆けていた。(調教班:市場TM)
◇アンジュグルーヴ 栗東:安田翔厩舎
牝(父ニューイヤーズデイ×母スプレンダークラン)
坂路では時計以上に軽快な動きをみせており、素質を感じさせる。(調教班:市場TM)
◇パシフィックハイ 栗東:杉山佳厩舎
牝(父キタサンブラック×母デロングスター)
父キタサンブラックの影響か牝馬にしては馬格があり、調教の気配も上々。(調教班:持木TM)
◇ベルパッション 栗東:西園正厩舎
牝(父ダノンレジェンド×母メイショウトモシビ)
ゲートセンスが素晴らしい。(調教班:持木TM)
◇ドランクマン 栗東:新谷厩舎
牡(父シルバーステート×母グロリエッテ)
まだ気性は若いが、スピードは抜群。いきなり走れそうなタイプ。(調教班:持木TM)
◇カルパ 栗東:須貝尚厩舎
牡(父モーリス×母ブチコ)
ソダシの半弟。白毛の馬体も目立つ。(調教班:田崎TM)
◇ファッシネイトパイ 栗東:畑端厩舎
牡(父パイロ×母ケイティローレル)
交流GI3勝を挙げたケイティブレイブの半弟。「牧場での姿からも成長ぶりが見てとれる」と畑端師。(厩舎取材班:菅TM)
◇ダディーズブライト 栗東:千田厩舎
牝(父サトノダイヤモンド×母ケイティーズギフト)
オープンで活躍中のダディーズビビッドの半妹にあたる厩舎ゆかりの血統馬。(厩舎取材班:菅TM)
◇エコロブレス 栗東:牧浦厩舎
牡(父パドトロワ×母ピュアコンチェルト)
ゲートもまずまず。早い時期にデビューできそう。(厩舎取材班:菅TM)
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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