夏競馬“攻略のキーポイント”は「3歳馬」“買うべき条件”と“吟味すべき境界線”とは

想定班レポート

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 6月から夏季番組となり1ヵ月。2019年に降級制度が廃止となったことで、古馬混合戦ではなかなか勝ち上がれなかった4歳以上馬よりも、斤量が軽い3歳馬の活躍が目立つが、今年も例年通りの傾向。先週までの開催(第3回東京、第3回阪神、第1回函館)を調べてみると、1勝クラスでは3歳馬の勝率は12.6%、連対率は22.5%、複勝率は31.4%。2勝クラスでは勝率26.9%、連対率38.5%、複勝率は48.1%。ただ、3勝クラス以上になると、3歳馬9頭が全て馬券圏外。まだサンプル数が少なく何とも言えないが、3勝クラス以上になると馬券検討の際には慎重に吟味しないといけないが、1~2勝クラスでは、まずは3歳馬中心に考えることが馬券的中に繋がりそうだ。ということで、今週注目している3歳馬を紹介したい。

 土曜函館9R 長万部特別のステークホルダー(美浦:斎藤誠厩舎)は、最終追い切りで函館ウッド5F66秒6の好時計をマーク。「カイ葉を食べて状態は良さそう」と瀬戸助手が言えば、「洋芝は合いそうですし、このクラスでもやれて良いですよ」と斎藤騎手。母ワンスインナムーンはスプリンターズSの3着馬。父ハービンジャーなら今回の舞台で一発があっても。

 日曜函館8R1勝クラスのココナッツブラウン(栗東:上村厩舎)は、前走から騎乗している横山武騎手が「キャリアが浅くまだ課題はありますが、後々はオープンまでいけるかもしれません」と素質を高く評価。ハイペースを好位から抜け出して勝った前走は中身が濃く、昇級でも即通用の器。ちなみに、上村厩舎と横山武騎手のコンビは非常に相性が良く、31戦14勝。勝率45.2%、連対率・複勝率が54.8%のハイアベレージ。

筆者:


1982年北海道生まれ 2007年入社。美浦の厩舎取材を担当。予想スタイルは基本的に能力重視で堅めだが、ヒモ穴狙いも多々。あとは取材の感触も大事に。馬券は絞って買うことが多い。幼い頃から自宅近くの帯広競馬場へばんえい競馬を家族や親戚と見に行ってきたことが、この世界に入るきっかけ。

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