昨年は推奨馬ミナレットが3着に大激走! データ班、今年の本命は…
昨年は3連単2000万超えの超大波乱!実績豊富な年長馬と素質豊かな4歳馬が府中のマイルでぶつかり合うのがヴィクトリアマイル。今年も波乱は起きるのか?
昨年は推奨2頭が2、3着で大波乱
昨年は12番人気のケイアイエレガントが2着、最低人気の18番人気だったミナレットが3着と大荒れ。実は、当コラムでこの2頭を紐穴として挙げていたのだが、当時の記述を掘り起こしてみよう。
2009年からはヴィクトリアマイルの週から、Aコース→Bコースへとコース変更されるように。以降の6年間は1~3着馬の半数以上、18頭中10頭が4角4番手以内の位置取りだった。そしてこの6年間の勝ち平均タイムは1分32秒3、1400m通過の平均は1分20秒5である。穴なら、東京コースの1400m、1600mをこれくらいのタイムで走れる先行馬を選びたい。
これを理由に上の2頭を推奨していた訳である。さて、今年はというと、近2戦で逃げ切り勝ちを収めているスマートレイアーが東京のマイルで1分32秒台の持ち時計がある。また、先行脚質ではないが、東京のマイルで1分32秒台の持ち時計に加え、東京の1400mでも1分20秒の持ち時計があるのはマジックタイムだけ。この2頭は押さえておきたい。
狙い目はキャリアの浅い若馬?
このレースのひとつの特徴として若い馬が好成績、ということが挙げられる。年齢別の成績を見てみると、
年齢別成績(過去10年)
4歳〔6.7.3.73〕
5歳〔3.2.5.45〕
6歳〔1.1.2.22〕
7歳以上〔0.0.0.9〕
比較的、世代交代の早い牝馬ということもあり、4歳馬が中心。それはキャリアの戦数にも現れており、過去10年の1~3着馬30頭中26頭は生涯20戦以内という馬。イレギュラーだった昨年は3頭ともキャリア21戦以上という馬だったから、これがひとつの目安としても良さそう。
次に、前走のステップ別成績と着順別成績を見てみよう。
前走別成績(過去10年)
阪神牝馬S〔2.4.2.51〕
マイラーズC〔2.0.1.9〕
中山牝馬S〔1.1.2.11〕
大阪杯〔1.1.0.2〕
ドバイ諸競走〔2.2.0.2〕
ダービー卿CT〔1.0.1.3〕
高松宮記念〔1.0.1.4〕
福島牝馬S〔0.1.2.39〕
京都牝馬S〔0.1.0.2〕
前走着順別成績(過去10年)
1着〔1.2.3.30〕
2着〔3.1.3.14〕
3着〔0.0.2.10〕
4~5着〔2.1.1.23〕
6~9着〔2.3.1.40〕
10着以下〔2.3.0.32〕
ステップ別では阪神牝馬S組が目立つが、その他の特徴としては牡馬と戦ってきた馬が比較的好成績を収める傾向にある。また、着順に関してはそれほど拘る必要はない。東京コースという条件替わりで一変するケースも多い。
勝ち馬の条件とは?
前述の条件だけでは絞り切れないので、ここはシビアに勝ち馬を探していきたい。そこで、過去10年の勝ち馬のポイントとして以下の6点を挙げたい。
- 前走が牡馬混合戦(海外含む)→10頭中7頭
- 4歳馬が6頭、5歳馬が3頭
- 勝ち馬はすべて中3週~中8週の間隔
- 本番で5番人気以内→10頭中8頭
- 前走5番人気以内→10頭中7頭(海外の2頭を除く)
- GIで3着以内の実績→10頭中9頭
◎は上記のポイントをすべて満たすショウナンパンドラ。JC勝ちの実績など、牡馬一線級とも互角以上に戦ってきた実績は軽視できない。○はマジックタイム。こちらも前走で牡馬と対戦し、勝ち切ってきた。加えて持ち時計はも魅力だ。▲には脚質面で利が大きいとみてスマートレイアー。6歳馬という点は気になるが、勢いは一番。
残るは4歳馬。過去10年で馬券に絡んだ4歳馬の16頭中11頭は3歳時にGIで3着以内があった馬。ミッキークイーン、ルージュバック、レッツゴードンキがこのパターン。例外の5頭に目を移すと、すべて年明けからの牝馬重賞の勝ち馬。ならばクイーンズリングも押さえておきたい。
結論
◎ショウナンパンドラ
○マジックタイム
▲スマートレイアー
△ミッキークイーン
△ルージュバック
△レッツゴードンキ
△クイーンズリング
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