130億を超えるお金が動いたセレクトセール 主役はやはりディープ産駒

馬声人語

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ディープ一強の勢力図は崩れるか

 今回、1億円超えの落札馬15頭のうち10頭までがディープインパクト産駒である。ディープ産駒の1歳馬の平均落札価格は9075万円、最低落札価格が2000万円。当歳馬の平均落札価格が7423万円、最低落札価格が3500万円。セールではとにかく高く売れるのだが、ディープ一強となりつつあるセール市場に風穴を開けたのが今回でいうとTapit産駒。シャンパンドーロの2014が2番目タイの落札価格2億3000万円で取引されたのだ。シャンパンドーロは米GIウイナーで、その弟はベルモントS勝ち馬という血統。父Tapitは昨年の北米リーディングサイアーで、今年の種付料はなんと30万ドルなのだから、高額で取引されるのは当然だろう。しかし、日本の市場でダート血統の馬が2億円を超える大金で取引されるのは珍しいと言わざるを得ない。

 当歳馬市場で注目といえばオルフェーヴルロードカナロアの初年度産駒。オルフェーヴル産駒はリュシオルの2015が8600万円、ロードカナロア産駒はワイルドラズベリーの2015が6600万円で取引されたが、出品側も落札側もまだまだ手探りの様子見といった印象も拭えなかった。これらの産駒は来年の1歳馬セールが本番となってくるだろう。その他では九州産馬が上場されたことや、上場数の少なかったトーセンホマレボシ産駒が活発に競られていたあたりが目に付いた。セレクトセールの盛況が今後行われる各セールにどれほど波及するのか、期待を込めて注視していきたい。

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