買うことから始まる競馬、「UK値」で挑んだスプリングSは…

優馬編集長日誌

数字の価値を知る

話は変わりますが、私は数字好きです。
予想もデータに比重を置いています。
情報は話す人のニュアンス、受けとる人の感覚で伝わりきらないこともありますが、
数字には認識違いがない。
1着は誰がみても1着、上がり33秒3が誰がみても33秒3。
2着になったり、33秒5になったりはしません。
ただ、その数字を額面通りに受けとることはしていません。
1番人気を背負っての1着と人気薄の1着は価値が違うでしょう。
良馬場の33秒3と重馬場の33秒3も大きく違います。
数字の意味を考えたうえで価値を知る。
その数字だけでなく、他の部分との絡まり具合が大切だと思っています。

つくってみました UK値

そんなこんなで計算式をつくってみました。
つくったのは2012年の秋です。
ちょこちょこモデルチェンジをしたりもするので数式の公表は控えますが、
時計やラップをこねくりまわしてつくりました。
自分なりに満足しています。
おおまかにいえば、そのレースにおける各馬の偏差値まがいのものを算出したものでしょうか。
いい機会なので ここで命名しましょうかね。
上田の計算で出た値ということで、
頭文字のアルファベットをとって「UK値」これで どうですか。
UK値が高かった馬は 予想する時の要チェック馬としています。

修行が足りない

ちょっと自慢になりますが、
3月22日のスプリングSを勝ったキタサンブラックは新馬戦のUK値が高い馬でした。
覚えていてくださる方は いらっしゃるでしょうか。
2戦目で◎を打ったんですけど…単勝4840円。
今回は▲でしだが、◎を打ったミュゼスルタンも新馬戦のUK値が高かった馬なんです。
逆にしておけば良かったんですけどね。
まだまだ修行が足りません。

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。