距離延長の問いにアーモンドアイ国枝師「キタサンブラックを見たろ」

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逆転もある? 2歳女王ラッキー&TR快勝ワルキューレ

デスク「ただ、ひとつ気になるデータを挙げておこうか。過去10年で“桜花賞勝ち馬”が4連対してるんだけど、それ以上に信頼できるのが6連対の“桜花賞1番人気馬”なんだよ。しかも、その桜花賞1番人気馬に“阪神JF勝ち”の条件を付け加えると、聞いて驚け、オークスでは4戦4勝なんだ」

田崎「まあ、そんなデータを持ち出さなくても、僕は普通に距離延長でラッキーライラックが逆転可能だと見ていますよ。桜花賞では完敗と言える2着でしたが、この馬も強いレースをしてましたからね」

須藤「絶対能力の差でアーモンドアイ、なんて話も出ましたが、ラッキーライラックは、血統・体型・気性のどれをとっても東京2400mがマイナスになることはないでしょう。アーモンドの爆発力よりも、この馬の立ち回りの巧さを評価したいですね」

久光「僕もお二人に全くの同感です。桜花賞は他の先行勢が失速する中で早目に立ち回る横綱相撲でしたし、アーモンドアイの超抜パフォーマンスに影が薄くなったとはいえ、100点満点の強いレースぶりだったことを忘れちゃいけませんね。加えて、ワンターンのマイル戦でアーモンドが優っても、一周回る2400mで更にパフォーマンスを上げるイメージはないですし、ラッキーライラックの立ち回りと総合力で十分に太刀打ちできると思います」

西田ラッキーライラックは、首さしや胴の長さ、そして血統背景を考えても、間違いなく距離が延びていいタイプですし、CWコース追いを取り入れてのスタミナ強化に努めた中間の稽古にも好感が持てますね。今回もライバルは後ろからという運びの難しさはありますが、ロングスパートもできる脚力の持ち主ですから、正攻法での完封劇も十分あると思います」

デスク「戦法としては、今回も先行策なんだろうか。阪神JFのように控えて差す競馬もできる馬だよな」

福田「結果的に桜花賞は厳しいペースを追走する形になったわけやけど“最内枠で包まれたくないという意識が鞍上にはあったと思う。元々スタートの上手な馬で好発を切ったし、あそこで下げるわけにはいかない”と、松永幹師は振り返ってたで。牝馬の場合は、デビューから当面の目標が桜花賞になるので、どうしてもマイル路線を歩まざるを得ないんやえど、師は入厩当初から“距離は延びた方がいい”と言うとったし、本来はオークス向きなのに、これまでは能力の違いでマイルをこなしてきた、とも言えるんとちゃうか」

ラッキーライラック

距離延長で逆転なるか、2歳女王のラッキーライラック(右)(撮影:日刊ゲンダイ)

デスク「でも、デビュー2戦目に2400mを使ったサトノワルキューレなんかは、テンから桜に興味はなく、オークス一本に目標を絞ってきたクチだよな」

坂倉「フローラSは2着とクビ差の接戦でしたが、一頭だけ別の競馬をしてのものですから、着差以上の評価をすべきですし、目論見通り東京コースの適性がかなり高かったと判断できますね。そこから2ハロンの距離延長も当然プラスですよ」

持木「ライバル達が初めての距離となるのに対して、サトノワルキューレがすでに2400mを2度も経験しているのは、大きなアドバンテージとなるはずです。休み休み使われていた馬が中3週で使えること自体も体質強化の証ですし、勝負になると見ていいのではないでしょうか」

佐藤直「フローラSの後半1000mのレースラップは58秒4だったんだけど、離れた最後方にいたサトノワルキューレは、推定で56秒台の計算。短距離ならいざ知らず、中距離でこんな脚を使う3歳牝馬は見たことがないぞ。高速決着はハイラップから生まれると考えがちだけど、2分22秒9の決着だった先週の緑風Sなんかは前半1000が61秒6と大して速くなかったし、距離未経験の馬がほとんどなら、なおさら型破りなハイラップにはならないだろう。アーモンドアイはラスト3ハロンの勝負でこその馬だと思うが、ラスト5ハロン勝負の流れなら、サトノワルキューレの出番だろうな」

那谷「母は南アフリカの3歳牝馬チャンピオンという血統背景からも、サトノワルキューレに勝つ資格は十分あると言えるよな。“過去に乗ったどの馬とも似てないけど、凄く賢くて乗りやすい。アーモンドアイはとっても強い馬だけど、乗り方次第ではチャンスはあると思う。去年のオークスは外枠だったので、今年は内目の枠を絶対引きたい”と言っていたミルコだけど、4枠8番なら希望通りの枠と言えるんじゃないかな」

久光「ただ、中3週のフローラS組で、特に関西馬にとっては連続しての長距離輸送もあるだけに、調整が難しいと思うんですよね。実際にサトノワルキューレは、1週前が先着したとはいえ大きく先行したもの、そして直前も軽目で、調整ピッチが落ちた印象を受けます。体調面で不安が残りますね」

目黒「感触を確かめる程度だった最終追いについて“テンションを上げ過ぎないように考えて、先週の時点でしっかり負荷をかけてあるのでこれでOKです。デビュー時は調教でも、全然ピンとこなかった馬だけど、実戦を経験するごとに確実に良くなってきましたね。特に今回、前走を使った後はメチャクチャ変りました。1週前の併せ馬も、抜群の手応えでしたし、期待したいです”という前川助手の言葉からは、体調面の不安は微塵も感じませんでしたよ。フローラSは、距離不足のみならずスローペースであれだけ強烈な勝ち方を見せたんですから、当然、大きな期待をして良さそうです」

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