平穏なプロキオンSでも狙いたい高配当 データ班はこの4頭で

重賞データ攻略
プロキオンS

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 中央では数少ないダートの短距離重賞、プロキオンS。砂上に光る星を目指し、強豪達がシノギを削る熱戦に、データ班はどんな結論を下すのか?

近年は平穏な傾向

 2012年からコース改修後の新・中京コースで行われているプロキオンS。その初年度こそ、単勝12番人気のトシキャンディが逃げ切って馬連34920円の波乱を演出したが、それ以降は比較的落ち着いた決着になっている。

人気別成績(過去6年)
1番人気〔2.1.2.1〕
2番人気〔1.2.1.2〕
3番人気〔0.1.0.5〕
4番人気〔1.1.0.4〕
5番人気〔1.1.0.4〕
6~10番人気〔0.0.3.27〕
11番人気以下〔1.0.0.33〕

 特に連対馬は12頭中11頭までが5番人気以内。その一方で、3着馬にはやや人気薄が絡んでくる可能性も捨て置けない。

年齢別成績(過去6年)
4歳〔2.1.0.11〕
5歳〔1.3.2.13〕
6歳〔3.1.0.15〕
7歳以上〔0.1.4.35〕

 連対馬に関しては上位人気馬と同様に4~6歳馬が中心。ただ、7歳以上の高齢馬も3着候補としては侮れず、3連系の馬券の押さえには一考の余地がある。

臨戦過程は様々

 1400m戦とあって1200mからの距離延長組、1600mからの距離短縮組、そもそも1400mを続けて使っている組と、どのグループからも満遍なく好走しているのが特徴と言えば特徴。そのためステップレースもバラバラだが、流石にOP昇級初戦という馬にとっては厳しい模様。

前走距離別成績(過去6年)
1200m〔2.1.1.13〕
1400m〔2.3.3.41〕
1600m〔2.2.2.15〕

前走クラス別成績(過去6年)
1600万〔0.0.0.10〕
OP特別〔4.3.6.34〕
中央重賞〔0.0.0.15〕
地方〔2.2.0.17〕
海外〔0.1.0.0〕

 馬券的には前走でOP特別か交流重賞を使っていた馬にほぼ限られる。特に前走のOP特別&交流重賞で2番人気以内、かつ2着以内なら〔4.4.2.4〕と高い好走率。前走でしっかりと人気に応えて好走している馬がここでも結果を残している。

 今回のメンバーでは交流重賞のかきつばた記念で1番人気2着だったキングズガード、さきたま杯で1番人気1着のサクセスエナジーがこれに該当。前者は7歳馬、後者は〔0.0.0.4〕の58キロという点がネックだが、先のデータを覆すほどかと言われると微妙なところ。

サクセスエナジー

交流重賞を連勝中のサクセスエナジー(撮影:日刊ゲンダイ)

狙うならオールラウンダー?

 次に3着馬候補まで含めて検討していきたい。実績面のポイントとなるのは以下の3点。

プロキオンS1~3着馬のポイント(過去6年)

  • 中央OP以上で1着(18頭中16頭)
  • 京都・阪神ダート1400mで連対(18頭中16頭)
  • 東京ダート1400m~1600mで連対(18頭中15頭)

 中京コースに上級条件の適鞍が少ないこともあって、求められるのはある程度オールラウンドに実績を残していること。関西圏のダート1400mでの実績と、コース形態の似ている東京コースでの実績が、OP実績に加えて必要だ。

 上記の3点すべてを満たしていた馬が過去6年で〔5.6.4.32〕、馬券に絡んだ18頭中15頭を占める。今年のメンバーではキングズガードの他にブラゾンドゥリスルグランフリソンの2頭が条件をすべてクリア。馬券的妙味も十分のこの2頭を押さえてみたい。

結論

キングズガード
サクセスエナジー
ブラゾンドゥリス
ルグランフリソン

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