「デビュー前の“稽古通りの強さ”！」厩舎期待のスマラグドスの評価は？９月24-25日の★評価一覧【２歳馬チェック】

2022年9月27日(火)16:29 優馬2歳馬チェックチーム

優馬2歳馬チェック

先週の新馬・未勝利勝ち（５点以上）

９/25 (土) 中京５R ２歳新馬芝2000m
バロッサヴァレー　牝　馬体重：452kg
★★★★★★★　７点
騎手：北村友一　　厩舎：(栗東)高野友和
生産：ノーザンファーム
馬主：シルクレーシング
父：ハーツクライ
母：ピラミマ（アンブライドルズソング）
バロッサヴァレーの詳細記事

９/25 (日) 中山５R ２歳新馬芝2000m
スマラグドス　牡　馬体重：476kg
★★★★★★　６点
騎手：松山弘平　　厩舎：(栗東)西園正都
生産：社台ファーム
馬主：グリーンファーム
父：ハーツクライ
母：エメラルドスター（マウントネルソン）

　１週前のＣＷコースで６Ｆ77秒台という破格の好時計をマークしていた同馬。コントレイルの半弟インタクト、稽古の動きが目立っていたポーラライツと、３頭で人気を分け合って臨んだデビュー戦。レースは逃げた馬が物見をしながらペースを刻んだこともあり、1000ｍ通過は65秒4の超スローペース。馬群も密集して、着差の付きにくい瞬発力勝負になったが、外々を回りながらも２着馬に１馬身1/4差をつけて快勝。勝ち時計こそ平凡だったが、まだまだ奥を感じさせる走りで父譲りの成長力にも魅力を感じる。さらに母は英ＧIIIの勝ち馬と質の高い血統構成。デビュー前から“クラシック路線に乗せたい”と陣営の評価も高かった素質馬が、期待通りに初陣を飾ってみせた。

「松山弘平×グリーンＦ×ハーツクライ産駒」で２週連続となる新馬Ｖスマラグドス

９/24 (土) 中京３R ２歳未勝利芝2000m
エゾダイモン　牡　馬体重：466kg
★★★★★★　６点
騎手：武豊　　厩舎：(栗東)武幸四郎
生産：レイクヴィラファーム
馬主：藤田晋氏
父：ハーツクライ
母：メジロツボネ（スウェプトオーヴァーボード）

　３回東京初日のマイルでのデビュー戦は、緩さの残る馬体でスローから一気のギアチェンジに対応し切れず４着。その後はシッカリと間隔をあけて成長を促した効果もあり、今回はプラス12キロでの出走。初戦よりテンションこそ上がっていたが、トモのボリュームは増して上積みを感じさせる好馬体。レースは掛かり気味ながらもタメは利いて、人気馬を見る形で好位追走。徐々にペースアップする流れの中、直線を向くと先に抜け出したトーホウガレオンを余裕を持ってキッチリ差し切った。半兄にグローリーヴェイズがいる血統背景からも、マイルのキレ味勝負よりゆったり運べる中距離以上のレースが合っている印象。父の産駒の傾向から今後の更なる成長も期待できそうだ。