全てクリアは1頭のみ クイーンSの6つの連対条件とは…
遠くドバイの地で実力を示した秋華賞馬ディアドラ、北の大地で復活を目指すオークス馬ソウルスターリングが激突。3歳馬や伏兵の存在も侮れず、札幌の開幕週を飾るのは果たして…!?
上位人気は堅実だが…
ドバイ遠征で強敵相手に食い下がったディアドラとオークス馬ソウルスターリングの同世代対決に注目が集まる一戦。昨年はアエロリットとアドマイヤリードという春のマイルGI馬対決があったが、今年も見所十分のレースになりそうだ。
人気別成績(過去10年)
1番人気〔3.4.1.2〕
2番人気〔4.0.0.6〕
3番人気〔0.1.2.7〕
4番人気〔0.0.2.8〕
5番人気〔0.0.0.10〕
6~10番人気〔2.5.3.38〕
11番人気以下〔1.0.2.26〕
1番人気が7連対、2番人気も4勝と、上位人気の堅実さが光る。ただし、3~5番人気が低調で、6番人気以降の中穴馬の激走も珍しくない。実際に過去10年で毎年1頭は6番人気以降の馬が馬券に絡んでおり、その辺りを上手く拾えるかが馬券の鍵になる。
年長馬の好走も目立つが…
年齢別の成績は以下の通り。
年齢別成績(過去10年)
3歳〔4.1.1.16〕
4歳〔1.3.3.28〕
5歳〔2.6.6.36〕
6歳〔3.0.0.15〕
馬券に絡んだ馬の半数近くが5歳馬。6歳馬も3勝と上々の成績だが、率の面では3歳馬が一歩リード。ただし、3歳馬は52キロを背負った1~2番人気馬が〔4.0.0.0〕という成績で、2~3着の2頭はオークス1番人気馬とオークス5番人気3着の桜花賞馬。ツヅミモンやリバティハイツはやや狙いにくい存在かも。
前走敗退→巻き返しのパターン多し
好走馬の前走を振り返ると、ヴィクトリアマイル最下位から巻き返したシャルール(2016年2着)のように、前走の着順はそれほど気にしなくても良さそう。
前走レース別成績(過去10年)
ヴィクトリアマイル〔3.4.2.10〕
オークス〔2.1.1.11〕
マーメイドS〔1.2.2.21〕
1600万〔2.2.3.17〕
OP特別〔0.1.1.11〕
GII・GIII〔2.2.3.32〕
GI〔6.5.3.24〕
前走・1600万組の好走も珍しくはなかったが、2014年以降は馬券圏内がゼロ。前走・GI組を中心にするのがベターだろう。また、当レースは収得賞金によって斤量が増減する別定戦だが、56キロ以上の馬は〔0.0.0.5〕。56キロのソウルスターリングにとってはこの1キロが重くのしかかってくる可能性も否定できない。
夏の女王への6つのステップ
近2年こそ前走1着馬が連勝で当レースを制してはいるが、全体的に前走の着順は不問の傾向が強い。そこでポイントとなるのは実績面だろう。
クイーンS連対馬のポイント(過去10年)
- GI5着以内、0.5秒差以内(20頭中16頭)
- 重賞2着以内(20頭中17頭)
- 牡馬混合の1600万以上で3着以内(20頭中15頭)
- 函館・札幌の芝で1着(20頭中12頭)
- コーナー4つの右回り芝1800m~2000mで2着以内(20頭中15頭)
- 近5走以内に2着以内(20頭中16頭)
以上の6項目が馬券のポイント。函館・札幌の洋芝実績だが、連対馬20頭のうち出走歴があったのは14頭。出走経験があったのに実績がない馬はやや割り引きたい。
これらの項目を全てクリアしたのがディアドラ。昨夏の札幌で1000万を勝つと紫苑S→秋華賞も連勝。前走のドバイターフでもヴィブロスとクビ差、リアルスティールと同着の3着に好走するほどの実力馬が他馬と同じ55キロなら人気でも外せない存在だ。
相手候補には、洋芝は初だが減点ゼロのフロンテアクイーン。減点1だが洋芝実績のあるソウルスターリング、その他の減点1組からは昨年の当レース2着馬トーセンビクトリーも候補に挙がってくる。
結論
◎ディアドラ
△フロンテアクイーン
△ソウルスターリング
△トーセンビクトリー
前田(競友)
京阪杯(GIII)
払戻金 7万7700円
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前田(競友)
11/23(土)東京10R
払戻金 12万5320円
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馬場TM
11/23(土)東京6R
払戻金 15万4100円
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菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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三代川編集
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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