グランプリ男に導かれたブラストワンピース 最大の勝因は序盤の「運び」
有馬でも強かった「3歳」 ブラストワンピース
レース前に良から稍重へと変更になった馬場状態だったにもかかわらず、決着タイムの2分32秒2は、いずれも良馬場で行われた最近5年を上回る時計であった。それもこれも、キセキが前半1000mを60秒7の淀みないペースで引っ張ったためであり、結果的に昨年のように直線でゴチャついて不利を受ける馬もなく、各馬が力を出し切れる流れになっての、グランプリにふさわしいクリーンなレースとなった。
ブラストワンピースは、ここ2戦での待機策ではなく、スタートから出して行って中団外目のポジションに収まったが、実は最初の4コーナーまでのこの運びが最大の勝因だったように思う。11秒台のラップが続く序盤で、真ん中から外目の枠の馬がポジションを取りに行くということは、リスクもあるだけにかなり勇気のある判断だ。動きたい時にいつでも動ける位置取りだったからこそ、キセキが途中から後続を離す展開でも慌てず騒がず、3角過ぎから自信を持ってゴーサインを送れたのだろう。これで有馬記念は歴代単独トップの4勝目となった池添騎手だが、中山2500mでのスペシャリストぶりを改めて示したとともに、3歳時のオルフェーヴルやドリームジャーニーも腕で勝たせたものだったかと今さらながら思う。もちろん、その鞍上の信頼に応えて後続の追撃を凌いだ馬の力も本物だった。ハービンジャー産駒にとっては、少し緩んだ馬場も有利な材料だったものであり、ここまで調整の難しかった馬を大一番へ完璧に仕上げた陣営にも称賛を贈りたい。

3番人気の3歳馬ブラストワンピース(青帽)がGI初制覇(撮影:日刊ゲンダイ)
2着レイデオロは、これまた外枠もあってかスタートからある程度出して行って、ちょうど勝ち馬の直後のポジション取り。欲を言えば、勝ち馬の位置が理想だったろうが、勝ち馬が動き出した3コーナー過ぎの勝負どころでの反応が一息で、最後にクビ差届かなかったのも、そこで水を開けられた分と言えるだろう。馬場と斤量差を考えても力の差ではないことは明らかだ。
3着シュヴァルグランは、上位2頭よりもさらに後ろのポジション。直線では外へ持ち出さずに馬群を割って前に迫ったが、道中の位置取りの差と言えた。不利のあった昨年に続いての3着だが、力に衰えがないことは示すことができたように思う。
4着ミッキーロケットは、道中2番手からキセキを深追いせずに自分のペースで運び、持ち前の渋太さは発揮できていた。宝塚記念よりも数段上がったメンバーレベルで、これだけ走れば胸を張れていい。
5着キセキは、ケレン味のない逃げで現状での力は出し切っていたと思えるが、やはりこの秋の激走の反動は少なからずあったろう。トビの大きい馬だけに、コーナー6回のコース自体も基本的に合わないかもしれない。
モズカッチャンは、好枠を利して理想的なポジションで運べていたことを考えれば、距離が少し長いこともあるが、やはり牡馬相手のGIでは力不足と見るべきだ。オジュウチョウサンは、どこかで見せ場は作ってやろう、という競馬ではなく、勝ちに行った競馬。結果はともあれ、そのファイティングスピリットを称えるべき大健闘だった。これほどのメンバーとの戦いは初めてだったわけで、もしも来年も挑戦を続けるのなら、今日の経験が生きる可能性もあるはずだ。
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