30万円近い払戻金を獲得　２着スティッフェリオをなぜ買えたのか

フィエールマンを信じて馬単勝負 – 田崎TM

デスク「天皇賞は、田崎が３万円投資の大勝負を敢行して、29万6400円というこの企画が始まって以来の払い戻しを計上してくれたわけだが、まずは人気馬を蹴飛ばすのが得意な田崎として珍しくフィエールマンに◎を打った理由から教えてもらおうか」

田崎「仰せの通り、いろいろな可能性を考えた上で◎をひねり出すのが僕の予想スタイルですが、今回に限ってはどれだけ重箱の隅をつついてもフィエールマン以外に◎を打てる馬が見つからなかったんですよ」

デスク「ローテーションとか大外枠とか、ツッコミどころはあったように思えるけど」

田崎「ぶっつけのローテーションについては、これまでもこのパターンで結果を出している馬ですし、むしろ詰めて使った方が心配なくらいです。大外枠についても、これがフルゲートの１８番なら影響を考えなければなりませんが、１４番であればそこまで気になる材料とは思えませんでしたね」

デスク「そのフィエールマンに◎を打ったこと以上に、今回はスティッフェリオに▲を打てたことも聞いて見たいな」

田崎「実は、この馬は有馬記念でも▲を打っていたほど評価していたんですよ。ただ、当時のような前に行って粘るだけの競馬ではＧIで通用しないこともハッキリしましたし、対して控える競馬を試みた前走の日経賞の内容が良く、勝ったミッキースワローとの差はないんじゃないかと思いました。それでも、想像以上の走りでしたけどね」

田崎TMの的中買い目

デスク「あとは馬券の選択だな。馬単の１着固定でハナ差勝ちというのは、普通に考えればアレだけど、元々ちぎって勝つタイプの馬ではないから、ゴール前の接戦も余裕を持って見ていられただろ」

田崎「何言ってんですか、ヒヤヒヤものでしたよ。相手の本線であるキセキを連れてきた時を考えると、馬連では配当面で物足りないと思って馬単にしたんですが、スティッフェリオを連れてきたなら馬連でもお腹いっぱいになりますからね。正直、一瞬は“しまった！”と思いましたよ」

デスク「実はこの企画、馬券的中者がいなかった時は“不的中の因”と題して懺悔してもらうことになっているんだが、スティッフェリオが勝って田崎に“不的中の因”を語ってもらった方が、ネタとしては面白かったかもな」

田崎「僕は面白くもなんともないですけど…」