厩舎ゆかりの良血馬ブライトエンブレム 小島茂師「皐月賞とダービー、両方勝ちたい」

【Road to Derby 2015】
3月8日の皐月賞トライアル・弥生賞で2着と好走したブライトエンブレム(美浦・小島茂之厩舎)。新馬→札幌2歳ステークスと連勝して臨んだ朝日杯フューチュリティステークスで7着と敗れた馬が、再びクラシック候補の座に返り咲いた。

Road to Derby 2015

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厩舎ゆかりの良血馬

 ブライトエンブレムは、父ネオユニヴァース、母ブラックエンブレムという血統で、2012年4月6日に安平・ノーザンファームで生まれた。母もまた小島茂之厩舎に所属し、2008年の秋華賞を11番人気で勝利。同年のフラワーカップで師に初の重賞を、そして秋華賞で初のGIタイトルをもたらしたが、今度は厩舎ゆかりの良血馬で、初のクラシック制覇が見えてきたことになる。

 母の父はウォーエンブレム。ポスト・サンデーサイレンスとして大きな期待を寄せられた馬だが、種付け時に牝馬に興味を示さないという欠陥が生じ、導入当初の産駒はごく僅かしかいなかった。母は2世代目にあたるが、これまた秋華賞勝ちが、父に贈った初のGIタイトルである。

デビュー2戦目で重賞V 一躍クラシック候補へ

 デビューは6月28日、東京での新馬戦(芝1600m)で、まだ馬体に余裕があることと、陣営も『新馬向きではないかも』というコメントで、単勝は3番人気にとどまっていたが、出遅れて大外を回って突き抜ける圧巻の勝利。大物の相を印象付けた。

 そして2戦目が、9月6日、GIIIの札幌2歳ステークス(札幌・芝1800m)。初戦に続いてまたも出遅れ、大外を回って追い上げる形となったが、短い札幌の直線でも豪快に突き抜けて見せた。田辺騎手もレース後に『この馬でクラシックを狙います』と、頼もしく語ったように、一躍、クラシック候補となった。

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