「先週除外された馬」が激穴候補　鞍上のベテランジョッキーも手応え

中山記念：とっておき穴馬

陣営もかなりの色気　西田ＴＭ
サンアップルトン
「先週のダイヤモンドＳを除外されてここへ回ってきた形ですが、距離が全く違うレースなので割引かと思いきや、１週延びたことでデキがかなり良くなっており、柴田善騎手もいい手応えを掴んでいるようです。前走のアメリカＪＣＣは“らしさ”を見せない惨敗でしたが、不良馬場で序盤から全く反応しなかったもので参考外と言えるでしょう。本来は乗り手の思いのままに動ける操縦性の高い馬であり、デビュー戦以来となる１８００ｍの距離にも対応できるはずです。加えて、ＧI級の馬たちがズラリと揃っていた近年と比べるとかなり落ちるメンバーだけに、陣営もかなりの色気を持っているようです」

2000m以下のレースはデビュー戦以来となるサンアップルトンだが…

美浦の長距離ヒッター　坂倉ＴＭ
トーセンスーリヤ
「３走前には新潟大賞典で重賞初制覇を成し遂げていますが、それ以上に内容を評価したいのが２走前の宝塚記念です。上位を差し追込勢が独占したほどの厳しい流れを果敢に逃げて、７着とはいえ６着のラッキーライラックとはコンマ３秒差。ＧI初挑戦であれだけの走りができたこと自体、力を付けた証拠でしょう。今回は爪不安での半年ぶりとなりますが、コース追いだけでなく坂路も取り入れての調整で、けっして悪くはない仕上りです。そして何より、目下リーディング上位に名を連ねている今年の小野次厩舎の勢いを考えても、勝負になっていいのではないでしょうか」