【栗東トレセンレポート】取材はかなりの好感触　是非ともおススメしたい馬を公開！

陣営も手応えアリ　デビュー勝ちを狙うルピナスリード

　私の取材担当厩舎から、感触の良かった２頭を紹介したい。
　まずは軽快なフットワークが目立つ土曜阪神５Ｒルピナスリード（栗東・吉岡厩舎）を。基礎体力が付くまでは無理せずじっくりと調整が進められ、先月末から負荷をかけ始めると一追いごとに着実に良化。先週末と直前の追い切りで素晴らしい動きを見せた。「少し頭の高い走法だけどスピードは十分。気性も前向きだし初戦からやれていい」と田嶋助手も手応えアリの様子だった。仕上がりにも不安はなく中心視したい。

もうクラスを卒業しないと　必勝を期すタガノディアーナ

　日曜福島１２Ｒ五色沼特別のタガノディアーナ（栗東・長谷川厩舎）は必勝を期しての遠征。仕掛けられると狭いスペースからアッという間に抜け出した５走前の内容からも、本質的には一瞬の切れ味を生かしてこそのタイプ。長く脚を使うことを求められる阪神外回りから、直線の短い小回りコースに条件が替わるのは大きなプラス材料と言える。またコーナー４回の条件なら、折り合いに余計な注意を払わずにレースも進められるはずだ。牡馬を相手に上位を争った前２走や、チューリップ賞で僅差４着といった重賞実績を見ての通り、このクラスで力が上位なのは明らか。牝馬限定戦でもあるここは落とせない一戦で、人気でも外せない。（栗東想定班・桜井真人）

現級での力上位は明らかなタガノディアーナ（写真は２歳12月阪神での初勝利時）