大挙８頭のラインナップ　“固め撃ち”も狙えそうな今週の注目厩舎とは【栗東トレセンレポート】

２戦目でキッチリと決める　サトノクローク

　今週は小倉に７頭、札幌に１頭の計８頭を出走させる橋口慎厩舎。固め撃ちが狙えそうな豪華ラインナップの中から２頭を取り上げたいが、まずは小倉土曜２Ｒのサトノクローク。

　「前走はスタートしてから尻っぱねをしたり幼さをみせて走りに集中できたのはゴール前だけでしたね。それでも差はなかったですし能力は感じました。一度使って体が締まりましたしレース慣れも見込めますから」と橋口慎師。

　前走で騎乗した松山騎手には先約があって乗り替わりになるが、川田騎手ならキッチリと決めてくれそうだ。

デビュー戦圧勝の舞台で　グラティトゥー

　もう一頭は長期のブランク明けとなる小倉日曜８Ｒグラティトゥー。

　前走後にノドの手術をして当初は昨夏の札幌で復帰予定だったが、調教中に骨盤を骨折するアクシデントで休養がここまで長引いてしまった。

　「中間の計量では５２０キロでしたが体付きに多少の余裕はあっても、ほとんどが成長分だと思います、順調に乗り込めていますし、このクラスなら休み明けでも何とかして欲しいですね」と師。

　先日の巴賞で２着したワールドリバイバルや日経新春杯を勝ったヨーホーレイクなど現オープン馬と差のないレースをしている実力馬で、小倉の芝１８００ｍは新馬戦を５馬身差で圧勝した舞台でもあり、アッサリも十分と見た。（栗東想定班・瀬古満明）

デビュー戦圧勝の舞台で復帰戦勝利を狙うグラティトゥー