優馬編集長日誌 3月31日号「春の珍事」

優馬編集長日誌
大阪杯ダービー卿CT

今週は東西で2重賞

 今週の重賞は2つ。日曜の中山でダービー卿CT、日曜の阪神では大阪杯が予定されている。ダービー卿CTの方は前10年で前走=1600万条件の馬が4勝。出走数を考えれば、かなり下剋上が成り立っているハンデ戦だ。今年の前走=1600万の登録馬で注目できるのはキャンベルジュニア。今年の活躍が目立つ4歳世代で、前走の1600万1着は高UK値に近い値での勝利だった。ここまで6戦4勝、南半球産で成長力も十分。上位人気になりそうなので予想や馬券は別だが、昨年の勝ち馬モーリスのように 1600万勝ち後にアッサリも。

 一方、大阪杯は春の天皇賞のトライアルレースも兼ねた一戦で(先々はGIに昇格の噂もあるが)先週の日経賞と同様にGI級が参戦予定。登録の段階で皐月賞馬イスラボニータ、菊花賞馬キタサンブラック、秋華賞とジャパンCを勝っているショウナンパンドラ、オークス馬ヌーヴォレコルト、宝塚記念と秋の天皇賞を勝っているラブリーデイ…。GI馬は5頭もいる。GI馬ではないが、個人的には2月28日の中山記念でドゥラメンテに0.1秒差2着のアンビシャスに期待しているのだが。高UK値で快勝した昨年夏のラジオNIKKEI賞が忘れられない。

アンビシャス

4歳世代トップクラスの力を持つアンビシャス(撮影:日刊ゲンダイ)

 

それでは最後に先週の高UK値馬を

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。