【弥生賞ディープインパクト記念】トップナイフを負かした厩舎縁の良血馬に激走ムード!

想定班レポート
弥生賞

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 弥生賞ディープインパクト記念に出走するグリューネグリーン(美浦:相沢厩舎)は厩舎ゆかりの血統馬。母の母ウメノファイバーは当時の京王杯3歳Sで厩舎の初重賞制覇を飾り、翌年のオークスで厩舎の初G1制覇となった馬。母であるレディーダービーは未勝利だったが、その子供でありグリューネグリーンの半兄にあたるヴェルデグリーンはオールカマーとAJCCを制覇。相沢師の喜んでいた姿が今でも甦る。しかし6歳の夏に放牧先で腸閉塞のため亡くなってしまった。「人間で言う腸癌。まだまだやれると思っていた最中だったから、とても残念だった」と振り返る。

 月日は流れ、弟グリューネグリーンが誕生。「種馬は違うけど、生まれた時からヴェルデグリーンにそっくりだった。いいのが出たなと思ったよ」と出産時から期待をしていた様子。ハイレベルな新馬戦で3着した後、2戦目の未勝利戦を完勝。そして3戦目の京都2歳Sでは逃げ切って重賞初制覇を飾った。

グリューネグリーン

厩舎の期待馬グリューネグリーンが逆襲に燃える!

 ホープフルSは11着と敗れたが、「スタートしてからスタンド前で外から押し込められたし、揉まれる競馬も初めて。ただ、あれがいい勉強になったんじゃないかな」と決してマイナスには捉えていない。「まだこれからの馬だけど、やっぱり血統的には更に大きいところを期待している。しっかりやっていい状態だし、強い馬がいるのでそう簡単ではないと思っているけど、本番に向けていい競馬を期待したいね」とのこと。有力馬の回避が相次いだここなら重賞2勝目も十分狙える。(美浦厩舎取材班:山崎啓介)

前走以上の攻め気配で変わり身が見込めるグリューネグリーン(写真:奥)

前走以上の攻め気配で変わり身が見込めるグリューネグリーン(写真:奥)

筆者:


1982年北海道生まれ 2007年入社。美浦の厩舎取材を担当。予想スタイルは基本的に能力重視で堅めだが、ヒモ穴狙いも多々。あとは取材の感触も大事に。馬券は絞って買うことが多い。幼い頃から自宅近くの帯広競馬場へばんえい競馬を家族や親戚と見に行ってきたことが、この世界に入るきっかけ。

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