GI未勝利馬が1位で波乱の予感? 天皇賞(春)・調教BEST5

競馬専門紙「優馬」プレゼンツ『調教BEST5』。天皇賞(春)出走馬の中から、調教・最終追い切りの評価が高かった馬BEST5をご紹介します。ゴールドアクターで磐石か、サウンズオブアースの逆転か。天皇賞(春)の追い切り評価1位は…? 全馬の最終追い切り時計や、パドックでチェックすべきポイントも掲載。それでは調教第5位からカウントダウンスタート!

調教BEST5
天皇賞(春)

第5位 キタサンブラック

1)キタサンブラック
牡4 (栗)清水久詞
[好気配]黒岩27日栗CW良
(6)81.2 – 65.8 – 51.6 – 38.2 – 12.1 (9)馬也遅れ
○…馬体のハリ上々で動きも力強い
気配…8 動き…8

中3週で長目からの併せ馬を2本。外目を馬なりで回ってきたにもかかわらず、しっかりと好時計が出たように、好調をキープ。見た目にはそれほどスピードが出ているようには見えなくても、好時計が出るというのが、長距離をこなせる秘訣なのだろう。

清水久師「前回で仕上げていたので目に見えた変化はないがココを目標に思い描いた通りにこれた。まじめに走る馬だし、かなり安定性がある。天皇賞の勝ち方を知っている鞍上も心強い」

パドックここをCHECK→大型馬で体を大きくは見せるが、太くは見せないタイプ。馬体重も含めて前走時をキープできていればOK。

キタサンブラック

狙い通りの仕上げで春の盾制覇を目論むキタサンブラック(撮影:日刊ゲンダイ)

第4位 サトノノブレス

14)サトノノブレス
牡6 (栗)池江泰寿
[好気配]和田27日栗CW良
(6)83.1 – 67.7 – 53.7 – 39.7 – 11.8 (8)直追先着
○…力強い伸び脚で先着。気配も上々
気配…8 動き…8

先週は昨年のダービー2着馬サトノラーゼンに先着。今週は同じく天皇賞(春)に出走するトーセンレーヴ、準OPのエアカミュゼと併せ、一杯に追われる僚馬の真ん中をアッサリと抜け出すという抜群の最終デモ。調教は動くタイプだが、それでも高く評価したい。

杉山 師「短期の放牧明け。大きな上積みはないけど、いい調子をキープできている。折り合いに苦労しないので長丁場の適性はあると思うし、ロスなく立ち回って上位入線を狙いたいね」

パドックここをCHECK→復調を示した近走のように、リズム良く首を使って外目を軽快に歩けていれば好調と判断。

第3位 シュヴァルグラン

8)シュヴァルグラン
牡4 (栗)友道康夫
[好気配]福永27日栗CW良
(6)84.5 – 68.4 – 53.0 – 38.8 – 12.1 (6)馬也先着
○…併走で余裕の動き。デキは良好
気配…8 動き…8

中間も長目から意欲的に時計を出して、本番へ向けてしっかりと上昇カーブを描いてくる調整過程は流石の一言。福永Jを背にした最終追い切りでは、抜群の手応えに加えて軽く仕掛けられるだけで併走馬を圧倒。前走でも見せた反応の良さ、瞬発力は今回も発揮できそうだ。

大江助手「前走で長距離戦への適性も示してくれましたね。折り合い面で全く不安がありませんし、操作性が高いのがこの馬の長所。当然このメンバーに入っても好勝負できると思います」

パドックここをCHECK→所々、フッとテンションが上がりかけるような気配も。初のGIだけに平静で臨めているかを要チェック。

シュヴァルグラン

併走馬を圧倒する追い切りを見せたシュヴァルグラン(撮影:日刊ゲンダイ)

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