連覇を狙うベルカントVS適性抜群のネロ　今年のアイビスは一騎討ち？

穴党必見！　波乱を演出するのはこの馬だ

西田「私は韋駄天Ｓの結果をふまえると、ローズミラクルも差はないんじゃないかと…。自身が初の直線競馬、しかも上位１・２着馬が外目の枠を利したという点でも、２着ネロにアタマ差３着は立派だったと思います。５５０キロ台の大型馬ですから、前走からの斤量２キロ増も問題ないと見ていいですし、舞台２度目で最も上積みが見込めるのがこの馬ですよ」

那谷「前走については、羽月師も“進路を探しながら突き抜けた勝ち馬は強かったですけど、ネロとは力の差はないと感じました”と言ってたな。脚元の不安が解消したことで坂路でもしっかりと乗れているし、カイバ食いが旺盛でとにかく元気。芝に転じて１１戦、掲示板を一度も外していない堅実派だし、重賞でも可能性はあるよ」

福田「このコースで勝ち鞍こそないアースソニックやけど、一昨年、昨年の連続３着を含めて、４戦全て３着ちゅうのは隠れたコース巧者と言えるんやないやろか。７歳馬に伸びしろを期待するのは無理やけど、中竹師は“今週の動きはパワフルだったし、まだ老け込む年齢じゃない”と、言うてましたわ。涼しい函館からの転戦、というパターンも過去２年と全く同じローテーションやから、うまくケアもできてるんとちゃうか」

一昨年、昨年と続けてこのレース3着に入っているアースソニック（撮影：日刊ゲンダイ）

細川「あと、陣営に色気を感じたのがアットウィルですね。準オープンで長く足踏みを続けた馬ですが、“手前の替え方が下手”というのが、その理由の一つのようなんです。それだけに、初めてでも直線競馬が合う可能性も高いと見ていいはずです」

小野智「蛯名騎手も“前走はいい感じで進めていたんだけど、ラストで甘くなったのは久々の分かも。直線競馬に対応できる馬だし、能力も通用すると思う”と、これまた色気十分でしたね」

坂倉「僕はファンデルワールスでの大穴狙いなんですが、“とにかく能力は高いんだけど、いつもそれを出し切れずにいる”というのが陣営の評価なんです。今週の猛ラップでの追い切りなども、条件馬とは思えませんでしたし、“とにかく真面目に走れば”という馬なので、ブリンカーの効果も大きいはずです。レースどころか稽古にも跨いでいない西田騎手ですが“勝ちに行く競馬では敵わないと思うけど、着を取りに行く競馬なら可能性も”と。直線競馬には定評のあるジョッキーの言葉だけに、格下は百も承知の上で狙ってみます」

デスク「同じように直線１０００ｍも、ブリンカーも初めてという馬がもう一頭いるよな。名前が挙がらなくってヤキモキしてたんだが、今回はここで宣言しておくぞ。俺の◎は、サトノデプロマットだ！」

瀬古「サトノデプロマットは、昨年の春に芝１２００ｍで１０００万、１６００万と連勝しているんですが、１６００万を勝った時の２着馬がネロなんですよね。不器用なタイプなので、直線競馬もブリンカーもいい方に出る可能性はあります。ただ、鍵は馬体重でしょう。好走の条件は５１０キロを切っていることなので、デスクも買うのは馬体重が発表されてからにした方がいいかと…」

木谷「デスクが先に推奨馬を出したので、僕の番になりますが、やっぱ直線競馬は騎手買いですよね。村田騎手のヤマニンプチガトーと、坂倉さんもオススメしている西田騎手のファンデルワールスでブチ当てて夏のバカンスでも。当たってもヒマはないですが…。それで、デスクの◎は柴田善騎手ですね。乗ってる馬はセイコーライコウじゃないんですけど大丈夫ですか？」

デスク「おうおう、それで思い出した。今週日曜の新潟競馬場で専門紙を購入した人には、弊社特製のクリアファイルをオマケに付けるんだが、一昨年の覇者セイコーライコウがプリントされたレア物なんだ。お近くの方は是非とも新潟競馬場に足を運んで新聞を買ってくださいな。数に限りがあるから、なくなったらスマンが…」