激戦必至も予想は簡単? マイルCS連対条件クリアはたったの4頭!
GIタイトルが欲しい強豪達に春のマイル王と秋のスプリント王、そして勢い確かな3歳馬。激戦必至のマイル王決定戦、データが導き出したのは…!?
実績面のポイントは4つ!
この秋は悪天候が重なり、前哨戦の富士S・スワンSに加えて天皇賞(秋)も道悪での施行。それらステップレースをどのように評価するかは頭の悩ませ所だろう。そこでまずは実績面のポイントを整理していきたい。
マイルCS連対馬のポイント(過去10年)
- GI3着以内(20頭中16頭)
- 重賞連対実績(20頭中20頭)※うち17頭が重賞勝ち馬
- 芝1600mで1着(20頭中18頭)
- 京都外回りで3着以内(20頭中16頭)
上に挙げた4点を全て満たしたのはイスラボニータ、エアスピネル、サトノアラジン、ペルシアンナイトの4頭。連軸はこの中から選びたい。
中心は4~5歳馬
今年のメンバーを見渡すと、例年よりも目立つのが3歳馬の参戦。ただ、過去10年で3歳馬が馬券に絡んだのは2010年のゴールスキー(3着)だけである。
年齢別成績(過去10年)
3歳〔0.0.1.30〕
4歳〔3.5.3.25〕
5歳〔4.4.5.44〕
6歳〔2.1.1.31〕
7~8歳〔1.0.0.19〕
3歳馬ペルシアンナイトにとってはやや不安なデータなだけに、割引きは不可避。とはいえ、鞍上のM.デムーロJがスプリンターズSを勝ったレッドファルクスではなくコチラに乗ってきたのは見逃せない。GIでは今年〔5.2.5.5〕、目下9戦連続3着以内と圧巻の勢い。マークは必要だろう。
4歳馬が連対率、複勝率ともにトップ。前述の4頭ではエアスピネルが4歳馬。イスラボニータやサトノアラジンといった6歳馬と比べるとアドバンテージはある。
ステップ毎のポイントは…
1600mという距離と施行時期の兼ね合いもあり、1200mのスプリンターズSから臨む馬や2000mの天皇賞(秋)から臨む馬など、多彩なメンバー構成になるレース。
前走レース別成績(過去10年)
天皇賞(秋)〔3.0.1.14〕
富士S〔2.3.1.43〕
スワンS〔1.5.1.35〕
スプリンターズS〔1.1.1.6〕
各ステップ毎の馬券のポイントは以下の通り。
天皇賞(秋)
馬券に絡んだ4頭中3頭はGI馬。残る1頭もGI・2着馬。
富士S
富士Sを2番人気以内で勝利→〔1.1.1.0〕。馬券に絡んだ6頭中5頭は京都のマイル戦で1着または重賞3着以内の実績があった。
スワンS
馬券に絡んだ7頭全馬にマイル戦で1着、マイル重賞で連対実績があった。
軸ならやはり、富士Sを1番人気で勝利した4歳馬エアスピネル。マイル戦〔4.2.1.1〕に加え、京都の外回りでは〔2.1.1.0〕。距離不安を囁かれた菊花賞でも3着と、舞台設定に不安はない。
次点は春のマイル王サトノアラジン。前走の天皇賞は最下位大敗も、道悪は全くダメなタイプ。当レースでは過去10年、同年の毎日王冠連対馬が〔1.1.0.2〕と走っているだけに、実力を再評価。▲イスラボニータは昨年と同じ富士S2着からの臨戦。過去2年は3着、2着と好走しており、3度目の正直を狙う。
スプリント王の取捨は?
頭を悩ませそうなのが、スプリンターズSの勝ち馬レッドファルクス。過去10年、スプリンターズS組は3頭が馬券に絡んでいるが、共通点は「GI連対実績」「マイル重賞1着」の2つ。レッドファルクスはマイル重賞勝ちがなく、先の安田記念3着をどう評価するかがポイントになる。
2016年1着のミッキーアイルはNHKマイルC1着、2011年2着のフィフスペトルは朝日杯FS2着、2007年3着のスズカフェニックスは同年の安田記念で0.5秒差の5着。同じスプリントGI馬のスズカフェニックスを物差しにすれば押さえておいて損はないか。鞍上のC.デムーロJも、今回の来日後は先週末終了時点で〔7.6.5.37〕だが、特別レースに限れば〔5.2.3.10〕と半数で馬券対象に。既に重賞も2勝、勝負強さは兄譲りだ。
結論
◎エアスピネル
○サトノアラジン
▲イスラボニータ
△ペルシアンナイト
△レッドファルクス
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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