意外と荒れないハンデ重賞・中山金杯 ピックアップはこの4頭
1年の計は金杯にあり。新年初の重賞レースである東西の金杯は、ハンデGIIIとはいえ馬券的にも白熱の一戦となる。幸先の良いスタートを切るのはどの馬か? データ班の結論を今年もお楽しみください!
意外と荒れないハンデ戦
ハンデGIIIという字面からは荒れるレースをイメージしがちだが、このレースは意外とそうでもない。過去10年で馬連の最高配当は2014年の8390円。馬連の平均配当は2616円だから、大振りは禁物だろう。
人気別成績(過去10年)
1番人気〔4.1.3.2〕
2番人気〔2.2.0.6〕
3番人気〔1.0.0.9〕
4番人気〔2.2.1.5〕
5番人気〔1.2.3.4〕
6~10番人気〔0.2.1.47〕
11番人気以下〔0.1.2.53〕
勝ち馬はすべて5番人気以内から。2~3着馬も7頭ずつが5番人気以内から出ており、基本は上位人気を拾い、チャンスがあれば穴狙い、というのがベターか。
年齢別成績(過去10年)
4歳〔3.2.1.16〕
5歳〔2.4.4.23〕
6歳〔2.3.3.30〕
7歳〔3.1.2.28〕
8歳以上〔0.0.0.29〕
新年一発目ということもあり、年齢的な偏りはあまりない。ただし、8歳以上の高齢馬は流石に割引きが必要。また、牝馬も〔0.0.0.10〕と結果が出ていない。
コース替わりで内枠有利
中山は昨暮からの連続開催となるが、コース替わりとなるため、当レースは内枠が有利。というよりも外枠が不利と言えるデータがある。
枠番別成績(過去10年)
1枠〔2.1.1.14〕
2枠〔3.4.0.11〕
3枠〔3.0.2.14〕
4枠〔1.0.1.18〕
5枠〔0.2.2.16〕
6枠〔1.3.4.11〕
7枠〔0.0.0.20〕
8枠〔0.0.0.22〕
7~8枠、馬番で言うと13番より外の馬は1頭も馬券に絡んでいない。脚質的には逃げ・追込馬がそれぞれ2、3着に1頭ずつとなっており、極端な脚質はマイナス。連対馬20頭中15頭は4角2~7番手にいた馬である。
たとえハンデが重くとも…
次に実績面で見てみると、過去10年の連対馬20頭のうち、芝2000mで1着があったのは12頭。中山芝で2着以内があったのは11頭。距離やコース実績はそれほど問われない傾向にある。ただし、重賞で3着以内があったのは20頭中18頭、前年に3着以内があったのは19頭。実績そのものは必要といえ、それは斤量別の成績にも現れている。
斤量別成績(過去10年)
53キロ以下〔0.0.0.28〕
54キロ〔0.1.2.24〕
55キロ〔2.2.3.23〕
56キロ〔2.4.1.31〕
56.5キロ〔1.0.2.0〕
57キロ〔3.1.0.11〕
57.5キロ以上〔2.2.2.9〕
54キロ以下の軽ハンデ組は割り引いて考えたい。一方、57.5キロ以上のグループだが、こちらは高齢馬も多く、5~6歳に限れば〔1.2.2.2〕と安定。トップハンデ馬も近5年なら〔1.2.1.1〕となり、昨年の2着馬で58キロを背負うウインブライトだが、信頼度は高い。
明け4歳世代の勢いは止まらない!?
昨秋、マイルCSを皮切りにジャパンカップ、チャンピオンズカップ、有馬記念を制した現4歳世代。その勢いは数字にもキッチリと表れている。
年齢別成績(2018年10~12月の古馬混合OP・重賞)
3歳〔14.8.6.55〕
4歳〔17.17.12.95〕
5歳〔15.16.22.187〕
6歳〔4.9.8.150〕
7歳以上〔7.7.9.139〕
連対数などは4歳(現5歳世代)に譲ったが、勝率・連対率・複勝率のすべてで現4歳世代がトップ。今年もこの世代を中心に競馬は回っていくのだろう。
当レースの過去10年で「4歳馬」は6頭が馬券に絡んでいるが、そのうち5頭が重賞勝ち馬。例外の1頭には重賞2着が3回もあった。この実績面を加味すると、4歳馬からはタイムフライヤーとステイフーリッシュの2頭が浮上。2頭には同舞台のホープフルSで1、3着という実績もある。
重賞勝ちこそないが、2枠3番と好枠を引いたコズミックフォースも押さえておきたい。当舞台では京成杯の2着があり、条件は合う。前述のステイフーリッシュは8枠15番と外枠を引いただけに、こちらにも印を回しておきたい。
結論
ウインブライト
タイムフライヤー
ステイフーリッシュ
コズミックフォース
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
的中買い目を見る
小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
的中買い目を見る
土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
的中買い目を見る
三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
的中買い目を見る