武豊タニノフランケルはどっち？ 鳴尾記念で「買える４歳」「買えない４歳」

　宝塚記念の前哨戦。2015年の勝ち馬ラブリーデイをはじめ、ここを足掛かりに高みに上った馬も多数。古馬中距離路線、注目の一戦！

４～５歳馬が好成績

　今年から降級制度が廃止され、その影響についてはまだ何とも言えないが、出走馬の半数近くが４歳馬というラインナップ。当レースの年齢別成績は以下の通り。

年齢別成績（６月開催の近７年）
４歳馬〔１.２.３.３〕
５歳馬〔４.２.１.８〕
６歳馬〔２.１.２.24〕
７歳以上〔０.２.１.28〕

　複勝率を見ると４歳馬が66.7％、５歳馬が46.7％、６歳馬が17.2％、７歳以上が9.7％と若い馬ほど好走傾向にある。５歳馬が手薄な印象の今年は４歳馬の取捨がカギを握りそうだ。

４歳馬は実績面をチェック

　４歳馬の好走のポイントは以下の通り。（６月開催の近７年）

• 阪神の芝コースで連対実績あり〔１.２.２.１〕
• 右回りの重賞で連対実績あり〔１.２.２.２〕

　この２つの条件を同時に満たす馬は〔１.２.１.０〕となり、全馬が馬券対象になっている。今年はギベオンとタニノフランケルがクリア。この２頭を馬券の軸に推したい。これに対して、阪神で連対のないステイフーリッシュや勝った重賞が左回りのハンデ戦だったメールドグラースは割り引きが必要。

武豊騎手とのコンビで重賞初Ｖを目指すタニノフランケル（撮影：日刊ゲンダイ）

推奨馬

ギベオン
タニノフランケル