大穴あけたキルロード「前走フロック視できない」理由とは【函館スプリントＳ】

～過去９年の函館スプリントＳの傾向分析～

※札幌開催の昨年は除く、2012～2020年のデータをもとに分析する。

◇脚質別成績
（過去９年）
・逃げ　〔２.１.１.５〕
・先行　〔４.３.２.25〕
・差し　〔２.３.３.37〕
・追込　〔１.２.３.31〕
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（過去５年）16～20年
・逃げ　〔２.１.０.２〕
・先行　〔２.２.２.12〕
・差し　〔１.２.２.19〕
・追込　〔０.０.１.20〕
過去９年と過去５年の脚質別好走データを比較しても分かるように、近年は前有利の傾向が強くなっている。逆に差し・追い込み馬の成績は乏しく、開幕週で行われる今年も逃げ・先行有利とみていいだろう。

◇前走レース別成績
・高松宮記念〔２.１.１.17〕
・桜花賞　　〔２.０.０.１〕
・鞍馬Ｓ　　〔０.２.０.10〕
・韋駄天Ｓ　〔１.１.０.10〕
・春雷Ｓ　　〔０.０.０.５〕
前走Ｇ１組が好成績を残しており、高松宮記念組も３着以内に好走していれば〔１.１.１.２〕と好走率は更に上がる。桜花賞組からは、今年はナムラクレアが参戦予定だが、開幕週の1200ｍ戦で前有利となると脚質的には多少なりとも不安を残す現状。ここは、高松宮記念で先行し３着に粘ったキルロード（美浦：田村厩舎）に注目する。前走は前で運んだレシステンシアやジャンダルムが崩れたように、先行勢に厳しい流れの中での好走で内容は濃く、ここにきてまさに充実一途。元々、力の要す馬場は得意なタイプで洋芝実績もある馬。前走17番人気の激走がフロック視されるようであれば、まだ配当妙味も期待できそうだ。（優馬データ班）

キルロードは再び菊沢騎手とのコンビで、一発を狙う！