◎リアアメリア勢への反論多数「出遅れブン回しが…」「今年はハーツクライ」

人気勢とは未対決の馬たちも　穴党はコレを買え！

持木「僕はロータスランドを狙います。デビュー戦はスローペースで勝ちタイムこそ平凡でしたが、ラスト２ハロンで１０秒９－１１秒４という抜群のキレ味を披露した馬です。その持ち味は良馬場でこそですから、不良馬場の前走２着も仕方のない結果ですし、そのダメージもしっかりとケアされて、反動もなく態勢は整ってますよ」

目黒「辻野助手も“レースセンスがいいし、ＧIのこのメンバーでもいいポジションが取れると思いますよ。先週Ｃウッドでしっかりやっているので、今週は坂路で軽めにしましたが、やれば動いてしまう馬ですし、これで十分です。メンバーは強いですが、脚力自体はそんなにヒケは取らないのでは”と。また、藤岡康騎手に先週の調教後に取材したんですが“この馬、めちゃくちゃ走りますよ”と絶賛してました。確かに古馬オープン馬２頭を１秒以上置き去りにした調教内容は圧巻でしたし、自在性を生かして好戦も可能でしょうね」

瀬古「クリスティの前走は、道中で折り合いを欠き気味になった上に、直線では狙った内の進路が開かずに外へ立て直すロスもありました。その間に抜け出された勝ち馬には追いつけませんでしたが、スムーズなら同じ２着でももっと際どい勝負になったはずです。その勝ち馬ワーケアが、ホープフルＳの有力候補だということを考えても、十分に力は示したと言えます。折り合い面から距離の短縮もプラスでしょうし、この中間は更なる上昇を感じさせる好調教も見せているので、このメンバーでも一発に期待したいですね」

那谷「クリスティは、杉山師が“体力があってタフな馬”と評しているように、ここまで長距離輸送や重馬場も克服して結果を残しているわけだし、走破タイムや上がりの数字では上位人気勢に見劣るけど、その辺が牝馬特有の繊細さを露呈するようだと間に割って入る可能性もないわけではないな。母の父クロフネというのも、昨年の２・３着馬や一昨年の２着もそうだし、阪神マイルとは相性がいいことを忘れちゃいけないよ」

デスク「あと、旗色が悪そうな関東馬で、買えそうな馬はいるのかな」

久光「差す競馬で連勝してきたマルターズディオサの勢いは侮れませんね。“２走前の好時計勝ちはまだ半信半疑な面もあったけど、中山で外を回して３３秒台の上がりを使って捻じ伏せた前走で自信が深まった”と、手塚師も評価してましたし、新馬戦こそ目標にされる形でウーマンズハートに完敗しましたが、右回りや坂のあるコースの経験を積んだ今なら、その差を埋めることもできるはずです。精神力の強さもあって輸送も全く気にしていないという師の表情からも、マークは必要でしょう」

坂倉「ジェラペッシュは、“ここ２走のような東京での瞬発力勝負では見劣ってしまう。２走前で２着馬クラヴァシュドールとの差は決定的だったし…”と、陣営も控え目でしたが、“ただ、右回りで坂のある阪神コースは合うと思う。続けて使っているがテンションは上がっていないし、今週の追い切りでも唸っていたように、状態は非常にいい”とのことでした。スタートしてある程度の位置に付けられれば、見せ場くらいは作れると思いますけど…」