単勝ブッコミは危険？ サートゥルナーリアの「気がかりな点」

サートゥルナーリアは「破格の一番時計」がＧｏｏｄ

栗東・坂路担当　須藤ＴＭ
「全体に少し時計のかかっていた今週の坂路で、４９秒８という破格の一番時計を馬なりでマーク。おそらく予定よりも速い時計になったと思いますが、無理をしたわけでもないので、その反動が出ることは考えづらいですね。休み明けで走ることは誰でも知っている話であり、力通りの評価でいいのではないでしょうか」

サートゥルナーリアは「能力の絶対値」がＧｏｏｄ

栗東・角居厩舎担当　目黒ＴＭ
「その追い切りについては、小滝助手も“感触を確かめる程度の予定が、思っていた以上に時計が出てしまいました。ただ、ジョッキーの感触では全く無理をせずに馬のリズムを崩さずに走らせてあの時計だそうなので、問題ないと思います”と話していました。実績からもここは取りこぼせない一戦となりますが、課題の左回りの克服についても“ダービーや天皇賞に関しては直前のイレ込みもかなり影響したと思うので、単純に右・左という問題ではないと思います。今回も有馬記念と同様に、返し馬やその後の輪乗りのところは工夫して臨む予定。普通に力を出してくれれば”とのことで、たとえ左回りが少々苦手だとしても、ここなら能力の絶対値が違うでしょう」

最終追いで１番時計をマークしたサートゥルナーリア（撮影：日刊ゲンダイ）

サートゥルナーリアは「中京２０００ｍ」がＢａｄ

超攻撃予想で先週も万馬券ヒット　本紙担当・伊利ＴＭ
「実績は断然で、間隔をあけた時の方がむしろ走る馬。最終追いの動きも素晴らしく、一見すると死角がないように思えますが…。ひとつ気がかりなのは、一瞬の加速力を身上とするだけに、直線の長い東京コースでは期待ほど走れていない点です。回りの問題ではないとしても、東京同様にタフさが要求される中京２０００ｍで、これまで同様のパフォーマンスが期待できるのか。前売単勝１倍台ですが、そこまでの信頼は置けないと考えています」

サートゥルナーリアは「５８キロの斤量」がＢａｄ

いくら何でも消せませんが…　編集・木谷
「右回りの〔５・１・０・０〕に対して、左回りは〔０・０・０・２〕で、ダービー４着、天皇賞（秋）６着という成績ですが、それ以上に直線の長いコースではゴール前で末脚が鈍る印象があります。今回、５８キロを背負うなら尚更ですよね。メンバー的に３着以内は…とも思いますが、１着となるとどうでしょうか？」