「UK値」で探すマイルCSの穴馬 優馬編集長の本命候補は…
あとの対象馬についていえば、モーリスは3走前の高UK値以外に、重賞で高UK値に近い値をマークした2走前が評価できる。春のマイル王でもあり休み明けでも。
マイル路線に矛先を向けてきたレッツゴードンキは、4走前の桜花賞、5走前のチューリップ賞で高UK値。3歳牝馬限定レースとはいえ、GIの桜花賞での高UK値は不気味。
ヴァンセンヌの4走前の高UK値は今回より200m短い1400mでのものだが、3走前の安田記念(1600m)のUK値がモーリスより高かった。その安田記念のUK値は高UK値まで達しなかったが、1600mのG1でモーリス以上の数字を出したのだから警戒しなくてはいけないと思う。
カレンブラックヒルは道悪でトップハンデだった5走前の小倉大賞典が高UK値。パワー勝負の馬場になれば。ケイアイエレガントは前走で高UK値をマークしている唯一の馬。先にあげた馬は高UK値をマークした後に2ヶ月以上のレース間隔があいている期間があるが、この馬にはないところが気になったりもする。
これら以外の馬ではアルビアーノの5走前が高UK値に近い値。他にもイスラボニータなど、実績面で注目すべき馬はいるが、あくまで当欄はUK値にこだわり、ここで名前を出すのは控えておこう。きりがない。
夢みた馬も気になるところで…
別のデータも紹介しておこう。マイルチャンピオンシップは “夢みた馬” がいいという話だ。過去10年の連対馬20頭を調べると、3歳時に三冠レースに出走した馬が過半数超えの13頭。三冠のトライアルレースに出走していた馬まで含めると15頭となり、実に連対馬の75%が三冠レース、あるいは三冠のトライアルレースに出走した”夢みた馬” となる。それだけの素質馬がマイル路線に転向してきた場合、このマイルチャンピオンシップでも幅をきかせるということだ。今年の登録馬ではイスラボニータ、グァンチャーレ(除外対象)、クラリティスカイ、サトノアラジン、トーセンスターダム、レッツゴードンキ、レッドリヴェール、ロゴタイプが三冠レースに出走している。三冠のトライアルレースも含めると、ダノンシャークとモーリスも該当。サトノアラジン、モーリス、レッツゴードンキは前述したUK値からの注目馬でもある。絞れば3頭か。
それでは最後に先週の高UK値馬を
宮崎(競友)
チャンピオンズC(GI)
払戻金 54万1500円
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山崎TM
チャンピオンズC(GI)
払戻金 12万0200円
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松田(競友)
ステイヤーズS(GII)
払戻金 39万6410円
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石川(競友)
11/30(土)中山12R
払戻金 41万8000円
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小島TM
11/30(土)中山2R
払戻金 31万4350円
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