3戦3勝 エフフォーリアに危険信号!?

調教班レポート
皐月賞

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TM中田が皐月賞に出走するエフフォーリアを考察。

 雨の影響を受けた大阪杯から一転、1分31秒台のレコード決着になった桜花賞

現場で見ていても難しい条件を突きつけられているなと感じた阪神からGⅠの舞台は中山へと移る。

その中山においても1週前の土曜日の芝はやや時計がかかり、上がりも程良く要する結果であったのに、

日曜日の午後からは上がり33秒台が出現するなど、皐月賞当日の馬場がどう変化するのか不安を感じていたところに、今週末の雨予報。

土曜日から日曜日にかけて雨は避けられそうになく、雨量もかなりの数字。予めどんな馬場になるのか、現時点で想像しても無駄だろう。

レース当日は1レースごとに刻々と変化する馬場状態を見極める力が要求されそうだ。

 

 


 

 3連勝で皐月賞においても主役の扱いになるであろうエフフォーリアの最終追いは、先行する馬に追いつくでもなく、抜き去るでもないリズム重視の内容。

木曜日に発表された馬体重をみても馬体はほぼ仕上がっているとみてよいだろうし、陣営も時計面にはこだわっていなかったと思われる。

札幌デビュー戦前の芝コースでの追い切りでは、トップスピードに乗ってもバランス良く走っているように見えたが、東京で走った2戦では楽なペースで進んでいたからか、好きな手前で走り切っていたと記憶している。

ゴール前になってようやく左手前に替えた最終追いの走りを見ると、コーナー4つの中山2000mで行われる皐月賞は今までとは違う流れになってくるだろうし、更に馬場悪化という不確定要素が加わる。

例年のクラシックなら速い持ち時計の比較から能力の絶対値を算出することも可能だが、今年はそれも判然としない。

エフフォーリアに関しては、本気で馬券投票するのには躊躇われる材料を残したままになったと結論付けたい。

エフフォーリア

共同通信杯でみせた瞬発力は非凡 エフフォーリア

筆者:


北陸生まれ 1998年入社。美浦調教班。グリーンチャンネルでパドック解説を担当。

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