【クイーンS】人気のマジックキャッスルに黄信号 函館での激闘を制する馬は

重賞データ攻略
クイーンS

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 従来は札幌で組まれているクイーンSだが、今年は開催変更により函館での施行となる。ただ、距離や開催時期、そしてレースの性格自体に変わりはないのであれば、過去のデータ分析も馬券ゲットへの有効手段となるはずだ。

好走はマイナス材料!?

 まずは、牝馬GIIIながら別定戦、そして秋の大舞台を狙う馬たちの参戦も多いこともあってか、それなりの実績が必要である。過去10年の連対馬20頭中18頭までに該当する、芝1600~2000mでの重賞2着、もしくはGI3着を不可欠の実績としたい。また、近年の来ないパターンとして、4ヶ月以上の休み明け前走が重賞以外で掲示板を外している馬も挙げておく。

 一方、ステップレースとして好走が目立つのは、過去10年で7連対のヴィクトリアマイルと、4連対のマーメイドS組だ。これらの組は大敗からの巻き返し例も多いのだが、マーメイドSで3着以内に好走していた馬は逆に【0・1・1・7】と一息の内容であり、とりわけ勝ち馬は出走5頭が全て馬券対象外に敗れている。今年の勝ち馬シャムロックヒルはここで脱落とし、上記の条件をクリアした、クラヴァシュドールシゲルピンクダイヤテルツェットドナアトラエンテフェアリーポルカマジックキャッスルの6頭をデータ上から買える馬としたい。

最後の決め手は函館開催

 実は、同じように大敗からの巻き返し例が目立つヴィクトリアマイル組にも似たようなことが言える。過去10年で馬券対象になっていた馬は2頭しか出走していないためデータの有効性が薄いとはいえ、ともに着外に敗れているのであれば、今年の3着馬マジックキャッスルを軸馬には推せない。

 軸選びの最後の決め手として用いたいのが、今年の舞台である函館1800mの種牡馬成績。近5年のデータで勝利数のトップは、芝の中距離ではあらゆる競馬場で首位に君臨しているディープインパクトなのだが、2位にハービンジャー、3位にルーラーシップというのは、いかにも洋芝の函館らしいデータと言える。狙いはあえてディープ産駒ではなく、ルーラーシップ産駒のフェアリーポルカとした。札幌で行われた昨年は高速決着もあってか6着と敗れたが、勝ち馬からコンマ2秒の僅差だったもの。より時計のかかる函館なら勝負になると見た。

フェアリーポルカ

輸送をクリアして函館での気配も良いフェアリーポルカ


結論

軸馬 フェアリーポルカ
相手 クラヴァシュドール
   シゲルピンクダイヤ
   テルツェット
   ドナアトラエンテ
   マジックキャッスル

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