名伯楽・松田博師にダービー制覇の夢を レーヴミストラル

Road to Derby 2015

ラストシーズンに 牡馬クラシック制覇の夢を

 ともに牝馬二冠を達成した、ベガ、ブエナビスタ、そして昨年の桜花賞馬ハープスターをはじめ、桜花賞4勝、オークス3勝はそれぞれ現役調教師としての最多勝。数々の名馬を育ててJRAGI勝ちも19勝という名伯楽に、一つだけ欠けているのが、牡馬クラシックのタイトルである。

 2005年には、アドマイヤジャパンが皐月賞3着、菊花賞2着とあと一歩のところまで迫ったが、何せこの年はディープインパクトが三冠を達成した年。さらに、翌2006年には、ドリームパスポートで、皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞2着と、三冠戦全てで涙を呑んだ。

 1946年1月29日生まれの師は、現在69歳。来年の2月で定年を迎えることになる。牡馬クラシック制覇へのチャンスも、あと、今年のダービーと菊花賞を残すのみである。

 第一関門(青葉賞)をクリアすれば、頂上(ダービー)でも。師がやり残している大仕事を、レーヴミストラルが成し遂げる可能性は十分にあるはずだ。