ドゥラメンテの“いとこ”ポルトドートウィユ 高野師「ダービーで堂々と勝負したい」

Road to Derby 2015
京都新聞杯日本ダービー

まずは京都新聞杯で賞金加算を

 デビューからここまでの道程について、高野師は『特に大きなアクシデントもなく順調に来れたのは何よりだが、勝ち運がなく、取りこぼしもあったため、なかなか思い通りのローテーションが組めなかったことも事実』と、振り返る。

 前走(若葉ステークス)の敗因にしても『言い訳にはしたくないが、良発表でも直前の雨でかなり力を要す馬場だったのが応えた』のなら、能力的な底が見えたわけでもない。

 回避馬が相次いだことにより、賞金的に出走も可能だった皐月賞については『中途半端な状態で出走させても意味がないので、ダービーを目標に切り替えた』とのこと。そして、そのダービー出走へ向けて、まずは5月9日の京都新聞杯(GII・芝2200m)に全力投球の構えだ。

 5月6日の最終追いは、坂路で武豊騎手を背に、54.3-39.1-25.2-12.6(G前強め先着)と軽快な動きを披露。きさらぎ賞からコンビを組んでいる武豊騎手も、かなりの好感触を掴んだ様子で、青写真通りの成長を示したと言える。

 父ディープインパクト、母ポルトフィーノのみならず、母の父クロフネ、祖母エアグルーヴの手綱を取った男を、その気にさせる状態であれば、当然期待は高まる。