新潟2歳Sでも要注意! 「新潟開催の関西馬」を編集長がさらに追及

【優馬編集長日誌】
夏の新潟も あと2週。関西馬はクラスによって評価を変えた方がいいかもしれません

優馬編集長日誌
新潟2歳SキーンランドC新潟ジャンプS

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栗東からは新潟の方が近い?

 グーグル地図で「栗東トレーニングセンター→小倉競馬場」の移動時間(車)と「栗東トレーニングセンター→新潟競馬場」の移動時間を検索してみる。渋滞などの不確定要素がない場合、小倉までは7時間 21 分、新潟までは6時間 34 分と出た。どちらにしても遠い道のりだが、1時間ほど小倉の方が時間を要するらしい。これでは小倉と新潟が開催される夏の時期、関西馬が小倉よりも新潟に出走したくなるのではないか。そういうふうにも思えてくるが、そうならないように出走ルールが整えられている。未勝利戦や新馬戦、 500 万クラスの条件には自ブロック制度というのがあって、夏の新潟競馬(関東本開催)は関東馬が優先、夏の小倉競馬(関西本開催)は関西馬が優先して出走できるのだ。関西馬が新潟(他ブロック)に出走を予定していても、関東馬だけでフルゲート(満杯)となってしまえば出走できない。これは下級条件だけのルールなのだが、下級条件はレース数も多いわけだから、全体的に関西馬の主戦場は小倉となるのである。

下級条件の関西馬は少数精鋭

 そういうことも踏まえて先週までの夏の新潟開催を振り返ってみる。さすがに自ブロック制度の効果で、未勝利戦や 500 万クラスは関西馬の出走数が圧倒的に少ない。2歳未勝利戦などは関西馬の出走数が0。3歳未勝利戦の出走数では関東馬 404 頭に対して関西馬は3頭。500 万クラスは関東馬 364 頭に対して関西馬は7頭となっている。だが、3歳未勝利戦の関西馬は2、 11 、1着。 500 万の関西馬は3、7、 13 、1、中止、3、1着。半数以上が馬券になっている。出走してくれば要チェックだ。

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。

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