最もダービーに近い馬、サトノクラウンが持つ貴重な血
【Road to Derby 2015】
3月8日に中山競馬場で行われた皐月賞トライアル・弥生賞を快勝し、無傷の3連勝でクラシックに臨むサトノクラウン(美浦・堀宣行厩舎)。皐月賞はもとより、今、最もダービーに近い馬であることは間違いない。
日本では馴染みこそないが、貴重な血統背景
サトノクラウンは、父マルジュ、母ジョコンダIIの持ち込み馬で、2012年3月10日に安平・ノーザンファームで生まれ、翌年、1歳のセレクトセールで里見治氏に5800万円で落札された。日本では馴染みの薄い父ではあるが、輸入種牡馬でもあるラストタイクーン産駒で、自身は芝1600mのGIを勝ち、英ダービー2着の実績もある。日本で活躍した産駒は同馬以外にいないが、海外では香港の歴史的名馬ヴィヴァパタカや、99年のジャパンCで2着のインディジェナスなどを輩出。日本絡みでは、桜花賞馬マルセリーナの母の父としても知られている。
近年の特にクラシック戦線では、サンデーサイレンスの父系、もしくは母の父がそうである馬が質・数ともに圧倒している。そんな中で、サンデーの血を一滴も持たない馬は稀有な存在とも言える。後述するが、これは生産界にとってもたいへん貴重なのである。
デビュー2戦目で重賞を勝って、エリート街道へ
10月25日、素質馬が揃った東京の新馬戦(芝1800m)を快勝したサトノクラウンは、2戦目でいきなりGIIIの東京スポーツ杯2歳ステークスに出走。初戦がスローペースで1分50秒0という平凡な時計だったため、素質を買われながらも単勝は4番人気の評価であった。
まだ、キャリア1戦ゆえに、道中は包まれる展開。直線でも苦しい位置取りであったが、ゴール前で一気に突き抜けてのクビ差勝利。着差以上に強烈なインパクトを残し、2歳王者のみならず、クラシック候補としての資格を得た。
しかし、ゲート内で立ち上がる仕草を見せたことにより、ゲート再審査の処分を受け、陣営も続くGI朝日杯フューチュリティステークスの出走を見送り、クラシックに備えるという決断を下したのであった。
細川TM

6/4(日)阪神6R
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