モーニン戸崎は自信満々　アンズチャン陣営は弱気？

勝ってモーニンが晴れ舞台へ？

デスク「♪モーーニン、モーニン、きみの朝だよ、モーーニン、モーニン、きみの朝だよ～」

木谷「まさか唄から入るとは思いませんでしたが、ツッコむと余計調子に乗るので、放っておきましょう。モーニン◎の武井さんお願いします」

武井「前走はスタート後に前をカットされて位置を下げるロスがあったり、掛かり気味になったりと、キャリアの浅さがモロに出たレースでした。外枠からスムーズに運んだ２着馬タガノトネールとの差も前半の位置取りの差だけだと思いますし、力負けではありませんね。経験を積んでの上積みと、休養を挟んでの成長で、アッサリ逆転できるはずです」

小野智「前走でそのタガノトネールに乗っていた戸崎圭騎手が、今度はモーニンに騎乗するわけですが、“この馬で大丈夫”と自信満々でした。決めてくれると思いますよ」

伊利「最終追い切りの１ハロン１２秒０は自己ベストですし、初めての重賞挑戦だった前走の敗戦も糧となるはずです。現状ではフェブラリーＳの出走も難しいので、陣営も“勝って出走権を”という思いが強いのではないかと思いますが」

瀬古「前走について陣営は、初の重賞というよりも、中２週での再遠征も影響したのでは、と見ているようです。それでも、キャリア４戦の馬が、実績馬相手に少差の３着なら立派な内容ですよね。前走で気負っていたことを考えれば、今回の１４００ｍの方がリズム良く走れそうなイメージもありますし、勝ってフェブラリーへ行ってほしいですね」

フェブラリーＳ出走へ、今度は負けられないモーニン（撮影：日刊ゲンダイ）

小島「正直言ってモーニンとの一騎打ちかと思いますが、僕は距離が１ハロン短縮されても、前走の２馬身差は埋まらないと考えて、タガノトネールを◎としました。いずれは、モーニンに抜かれる可能性はありますが、前走から２ヶ月半でそこまでの成長があるのかどうか、と思いますね」

佐藤直「タガノトネールのここ２走は、気持ち長い１６００ｍで強い内容だったから、勝ててはいないが本格化と見ていいだろうな。ベストの１４００ｍなら、現役のダート界でもトップクラスだと思うぞ」

坂倉「厳しいペースを４角先頭、それでハナ差の相手がノンコノユメなら、仕方ないですよね。むしろ、モーニン以下の追撃を２馬身も振り切ったのは強いの一言ですし、まして得意の距離なら素直に◎でいいはずです」

加茂「この中間は、放牧先でもタップリと乗り込んでいたようやし、戻ってからの坂路での動きも迫力満点や。凄くエエ状態で出走できますわ」

デスク「２強ムードとはいえ、◎の数では同じのアンズチャンが一角崩しの最有力候補と見ていいのかな？」

久光「前走は、２歳暮れ以来約２年ぶりの右回りで、初めての１２００ｍ戦。しかも休養明けでデビュー以来最高体重だったことを思えば、全く悲観する内容ではないですよね。中１週でも負荷を強めた追い切りで十分な上積みが見込めますし、ベストの舞台に替わって、今度は割り引く材料が一切ありません」

大江原「前走はミエミエの叩き台で、明らかにここが目標。牝馬らしからぬパワーの持ち主だけに、直線勝負に徹しても十分間に合うと思うぞ」

守屋「アンズチャンは、これまで１６戦中、１２戦が東京１４００ダートというスペシャリストですが、そのうち１１回までが上がり最速をマークしているんですよ。しかも、上がりが２番目に速い馬より１秒以上速い、というケースもザラです。横山典騎手でダートの追い込み馬というとシルクフォーチュンも思い出されますが、思い切った騎乗ができる鞍上とこの馬は、ピッタリとマッチしますよね」

坂倉「得意の舞台で、脚抜きのいいダートもプラスだから、陣営からも威勢の良い発言があると思いきや、“オープンに入ると、いろいろ噛み合わないと上位までは…”と、これまでオープンでも好走しているにもかかわらず、相変わらず大和田師のコメントは弱気なんですよね(笑)」