宝塚トライアル鳴尾記念は、実力馬の巻き返しに要注意!
今年は10頭立てとやや寂しい頭数になってしまった鳴尾記念。宝塚記念の前哨戦として6月に移って6年目を迎えるが、一昨年のラブリーデイのような飛躍を遂げる馬は現れるか?
前走敗退からの巻き返しが中心
鳴尾記念が宝塚記念の前哨戦として6月に移動したのが2012年。過去5年の結果からある程度の傾向は見えてきた。
前走クラス別成績(過去5年)
OP特別〔0.1.1.18〕
GIII〔0.2.2.16〕
GII〔3.1.2.12〕
GI〔2.0.0.1〕
前走着順別成績(過去5年)
1着〔0.1.0.3〕
2着〔0.0.0.3〕
3着〔0.0.0.5〕
4~5着〔0.1.0.5〕
6~9着〔2.0.3.11〕
10着以下〔3.3.2.21〕
勝ち馬の5頭は全て、前走でGII以上のレースを走り、6着以下に敗れていた馬(細かく言えば8着以下だが)。前走でレベルの高いレースに挑んでいた馬を軸にすべきだろう。また、前走からの間隔が中4~8週だった馬が〔2.1.1.11〕、中9週~6ヵ月だと〔2.2.1.7〕という成績で、休み明けでもそれほど割り引く必要がないのも特徴。
勝ち馬に必要な実績とは?
過去5年の勝ち馬について見ていくと以下の通り。
2012年 トゥザグローリー 前走→GII・中山記念10着
→阪神〔3.0.0.1〕、重賞〔4.1.2.8〕
2013年 トウケイヘイロー 前走→GII・京王杯SC8着
→阪神〔1.0.1.0〕、重賞〔1.0.0.5〕
2014年 エアソミュール 前走→GII・中山記念10着
→阪神〔2.0.1.2〕、重賞〔0.0.0.6〕※OP特別〔4.0.1.1〕
2015年 ラブリーデイ 前走→GI・天皇賞(春)8着
→阪神〔1.0.0.3〕、重賞〔2.3.1.12〕
2016年 サトノノブレス 前走→GI・天皇賞(春)11着
→阪神〔0.0.2.1〕、重賞〔3.2.3.11〕※阪神コースでGII3着あり
まず、阪神での勝利経験が必須。唯一、勝利経験のなかったサトノノブレスはGII3着の実績があり、最低でも重賞好走歴は欲しい。同様に重賞での勝利経験も重要なポイントで、こちらの例外であるエアソミュールは古馬OPを通算4勝という実績のあった馬。これらの実績が整っている馬が前走から巻き返す、というのがこのレースの傾向だろう。
実績面をクリアした馬の中で、前走がGII以上のレースだったのはスマートレイアー、デニムアンドルビーの2頭。同じ7歳牝馬同士だが、軸としての信頼度が高いのは、阪神コースで〔6.0.0.2〕、近走も重賞で好走歴のあるスマートレイアーの方か。
相手選びは阪神芝2000mのデータから
過去5年の2~3着馬についても阪神コース実績、重賞実績は必要ではあるが、勝ち馬よりも基準は緩く、2~3着馬の10頭中9頭に阪神コースでの連対実績、重賞での連対実績があった。
次に重視してみたいのが阪神芝2000mのデータ。
騎手別成績(阪神芝2000m、過去5年)
川田〔21.16.14.48〕複勝率51.5%
ルメール〔14.5.3.21〕複勝率51.2%→バンドワゴン
M.デムーロ〔13.7.3.29〕複勝率44.2%→スマートレイアー
厩舎別成績(阪神芝2000m、過去5年)
池江寿〔11.2.11.29〕複勝率45.3%→ステイインシアトル
角居〔11.2.8.31〕複勝率40.4%→デニムアンドルビー、ラストインパクト
石坂〔9.4.4.20〕複勝率45.9%→バンドワゴン
種牡馬別成績(阪神芝2000m、過去5年)
ディープインパクト〔30.23.23.118〕複勝率39.2%→スマートレイアー、デニムアンドルビー、ラストインパクト
キングカメハメハ〔19.11.15.90〕複勝率33.3%→スズカデヴィアス
ハーツクライ〔12.20.13.80〕複勝率36.0%
以上のデータから、前述の阪神実績&重賞実績を満たした馬ではバンドワゴン、ラストインパクト、スズカデヴィアスの3頭が候補に挙がる。ステイインシアトルは重賞実績こそないものの、当レースの過去5年で3勝3着1回と相性の良い池江寿厩舎が送り出してきた。こちらも押さえてみたい。
結論
◎スマートレイアー
○デニムアンドルビー
△バンドワゴン
△ラストインパクト
△スズカデヴィアス
△ステイインシアトル
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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