ローズS&セントライト記念の出走馬を、編集長が“4つに分けて”解析
日曜は秋華賞トライアル 月曜は菊花賞トライアル
今週は3日競馬。日曜に秋華賞トライアルのローズSが行われ、翌日の月曜には菊花賞トライアルのセントライト記念が行われる。ともに3歳三冠レースの最終戦に向けてのトライアルレース。夏場を休養に充てた春の実績馬が、秋の復帰戦に選択することも多いレースだ。ちなみに今年のローズSは登録馬19頭のうち9頭が5月25日以降に出走歴がなく、セントライト記念は登録馬17頭のうち11頭が7月19日以降に出走歴がない。つまり、これらの馬はレース間隔が少なくとも2ヶ月以上。秋に向けて充電していた馬たちである。
夏場を充電に充てていた馬は、ここでイキナリ実力を発揮するのだろうか。本番のGIレースは先。常識で考えれば、目一杯の仕上がりで出てくる馬は少ないと考えられ、ちょっと割り引くべきだろう。だが、それなら順調に使われている馬がいいのかというと、それも少し違う。夏場に充電していた馬というのは春の実績馬であることが多いために、多少の割り引きがあっても、力の違いで順調な馬との差が埋まってしまうことも多いからである。埋めて尚且つ、お釣りが来ることだってあるだろう。
4つに分けて考えてみよう
近年は どういう結果が出ているのか。ローズSは距離が1800mになってからの前8年(2007年以降)の記録、セントライト記念は前10年(2005年以降)の記録を調べてみることにする。
今春に 3歳三冠レースにあたる桜花賞・皐月賞・オークス・ダービー、そして そのトライアルレースに出ていた馬を「Y」とする。「Y」は春に何らかの形でGIを目指していた馬のグループ。実績馬を含んだ既成勢力である。そして、その他の馬は「Z」。「Z]は春の勢力にはあてはまらない、いわば新勢力と考えていい。
先にも述べたが、ローズS・セントライト記念はレース間隔も重要なポイントなので、「Y」「Z」を更に分けて考えよう。「Y」の中で2ヶ月未満のレース間隔でローズS・セントライト記念に出走した馬を「A」、2ヶ月以上のレース間隔で出走した馬を「B」。「Z]の中で2ヶ月未満のレース間隔でローズS・セントライト記念に出走した馬を「C」、2ヶ月以上のレース間隔で出走した馬を「D」としてデータをとってみた。
グループ別のローズS・セントライト記念の結果は次の通り。4つに並んだ数字は、左から〔1着、2着、3着、4着以下〕の頭数。その横に勝率、連対率、複勝率を示した。
ローズS
「A」…〔0.1.4.15〕.000 .050 .250
「B」…〔8.5.2.39〕.148 .241 .278
「C」…〔0.2.2.37〕.000 .049 .098
「D」…〔0.0.0.6〕.000 .000 .000
セントライト記念
「A」…〔2.4.1.13〕.100 .300 .350
「B」…〔5.3.6.43〕.088 .140 .246
「C」…〔1.3.3.52〕.017 .068 .119
「D」…〔2.0.0.31〕.060 .060 .060
2つのレースに共通するのは勝ち馬に「B」グループの馬が多いこと。ローズSなどは「B」からしか勝ち馬が出ていない。ただ、セントライト記念においては「A」が「B」を率で上回った。どちらにしても「A」か「B」、春の勢力に分があるようである。新勢力の「C」と「D」ではレース間隔のあいていない「C」に分があるか。このグループが穴っぽい。
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
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