枠連ゾロ目が出る確率は? 悩んだ時に役立つ“数字”のお話
ゾロ目は1/8ではない
馬券を買っていると、今日は○枠がよく出るな、あるいはゾロ目がよく出るな、と思う時がある。予想印をつけた後に思うことなので、それで大幅に買い目を変更することはないが、じゃあ○枠も買っておくか、と付け足すことは珍しくない。出目というのは縁起かつぎという一面もあって、その日の強い目を追い続ける人も 結構 見かけるものだ。ただ、出目均等の法則とでもいうべきか、逆の考えをもつ人もいて、今のレースで○枠が絡んだから次は買わないという人もいる。
サイコロを連続して振ったとしよう。100回程度ならバラつきも出る。だが、何千回、何万回と振れば、1~6の出た数は同じようになってくるという話を聞いたことがある。もちろんサイコロ自体に仕掛けがなければだが、確率論とは そういうものらしい。
1日に中央競馬が数千レース、数万レース行われるわけではないし、競馬はコース形態や馬場状態によって枠の有利不利があるのも確かなこと。確率論があてはまるなどとは言い切れないが、出目によって一喜一憂する部分もないとはいえないだけに、出目を気にしてしまうのも確かだ。今回は そんなところについて述べてみたい。
競馬は頭数が少なくならない限り、枠番は8つに分かれている。枠連は1-1から始まって1-2、1-3、1-4……6-7、6-8、7-7、7-8、8-8。ゾロ目を含めれば36通りある。このうち1-1、2-2などの いわゆるゾロ目は8種類。36通りのうち8通りがゾロ目なのだから、16頭立てのレースでゾロ目が出る確率は8/36で約22.2%? そういう印象を持ってしまうが、実は違う。16頭以下のレースの場合、枠連のゾロ目には代用馬がいないが、ゾロ目でないものには代用馬がいるからだ。例えば、馬連でいうなら8-8は15-16の1通りだが、7-8は13-15、13-16、14-15、14-16の4通り存在することになる。
計算してみたら16頭立てのレースでゾロ目の出る確率は約6.7%。先にあげた22.2%だと1日12レースで2~3回 出てしまうことになるが、実際の確率は12レースで1回出るか出ないか程度となる。ちなみに16頭よりも頭数が少なくなると、1-1など、存在しないゾロ目があるので、さらに確率は低くなり、17頭立てや18頭立ては3頭いる枠が存在するので16頭立てよりもゾロ目の出る確率が高くなる。私自身、18頭立ての競馬では他の頭数よりもゾロ目が出ているような感覚があったが、確率的なことからすれば、あながち間違いではないようだ。
前田(競友)
京阪杯(GIII)
払戻金 7万7700円
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前田(競友)
11/23(土)東京10R
払戻金 12万5320円
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馬場TM
11/23(土)東京6R
払戻金 15万4100円
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菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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三代川編集
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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