ルヴァンスレーヴは素直に買いか? 堅い重賞ユニコーンS

重賞データ攻略
ユニコーンS

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 3歳限定のダート重賞、ユニコーンS。今年2月のGI・フェブラリーSは当レースの勝ち馬によるワンツー決着となったように、未来のダート界を占う重要な一戦。データが導き出した出世候補は?

上位人気は堅実

 近年こそ海外遠征直後や芝から戻ってきた1番人気馬が敗退するケースがあるものの、基本的には上位人気馬の信頼度は高い。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔4.3.0.3〕
2番人気〔3.3.1.3〕
3番人気〔3.1.4.2〕
4~5番人気〔0.2.0.18〕
6~10番人気〔0.1.5.44〕
11番人気以下〔0.0.1.58〕

 勝ち馬は全て3番人気以内。2着馬にしても10頭中7頭がこの範囲。3着馬に関してはやや穴っぽい馬もチラホラいるが、2桁人気で馬券に絡んだのは2013年3着のケイアイレオーネだけ。同馬は交流重賞勝ちの実績があったが、海外遠征帰りが嫌われて人気を落としていた。

500万勝ち直後の馬には厳しいハードルが…

 例年、賞金が900万の馬は抽選をかいくぐっての出走となるだけに、厳しい戦いを強いられるのがこのレース。それはデータにもしっかりと表れている。

前走レース別成績(過去10年)
兵庫CS〔3.1.1.5〕
昇竜S〔2.0.1.9〕
端午S〔1.3.0.12〕
青竜S〔1.2.3.10〕
鳳雛S〔1.0.1.6〕
伏竜S〔0.1.0.3〕
500万〔1.1.1.45〕
OP特別〔5.7.7.54〕

 前走で500万勝ちという馬は明らかに苦戦傾向。馬券に絡んだ3頭の共通点は「前走2番人気以内」と「前走で0.5秒差以上の着差で勝利」の2点。今回のメンバーでこれをクリアしているのはプロスパラスデイズだけ。

 前走がOP特別だった馬は素直にそこでの着順がポイントになる。前走のOP特別で1着なら〔4.4.3.3〕と高い好走率であるし、前走5着以下は〔0.0.0.35〕。最低でも前走4着以内が馬券の取捨ライン。

実績面で問われるのは…

 OP以上での実績が必要なのは明らかだが、それ以外では距離実績とコース実績を重視したい。それも踏まえて、馬券のポイントは以下の通り。

ユニコーンS連対馬のポイント(過去10年)

  • 1600m以上で1着(20頭中15頭)
  • 東京ダートで1着(20頭中12頭)※例外8頭は全て東京未経験
  • キャリア9戦以上〔0.0.2.36〕
  • 距離延長〔1.3.1.39〕、距離短縮〔7.4.4.50〕
  • 賞金901万以上〔7.7.7.33〕

 距離への対応の裏付けがない馬、東京ダートに出走歴がありながら実績がない馬は割引き。また、多すぎるキャリアも割引き要素で、キャリア6~8戦の範囲が〔8.6.8.55〕という成績。

実績馬の買い条件は?

 賞金901万以上の馬についてだが、前走で連対かつ今回2番人気以内なら〔5.5.0.3〕。また、東京ダート1600mで1着があり、かつ前走で連対していれば〔5.2.3.1〕。条件をクリアした人気馬には逆らえない。今年はルヴァンスレーヴグリムの2頭が軸になる。

ルヴァンスレーヴ

軸馬の1頭にルヴァンスレーヴを指名(撮影:日刊ゲンダイ)

 相手候補に目を移すと、賞金901万以上の馬では鳳雛Sを勝ったハーベストムーンバイラリョーノテソーロは1600m以上での実績がないのがマイナス材料。賞金900万組からは「前走・OP4着以内」の条件をクリアした馬で、東京ダート1600mに勝ち鞍のあるダンケシェーンをマークしたい。

結論


ルヴァンスレーヴ
グリム

相手候補
プロスパラスデイズ
ハーベストムーン
ダンケシェーン

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