若手ジョッキーに未来はあるか? 減量期間が3年→5年に延長
若手騎手にとっては4年目が山場
今年4年目の騎手3人の騎乗数の推移を見てみると、長岡Jが99→260→437→216、原田和Jが164→198→405→139、中井Jが503→802→373→104である。今年の騎乗数は9月末時点のもので、騎乗停止や休業期間を考慮していない純粋な数字だが、減量期間が終わると騎乗数はどうしても減ってしまう。今回の変更でも、結局は5年を過ぎれば騎乗機会が激減、という結果に終わるのが目に見えている。ならば、5年目以降の騎手にも前年の勝利数や騎乗数、通算の勝利数などに応じて減量特典をつけても良いのではないか。
競争社会とのバランス
例えば、南関4場のように騎手1人あたり1日8レースまで、といった騎乗数制限を設けるのも一案だろう。しかしながら、過度な保護策はスポーツの競争社会に歪みをもたらしかねないのもまた事実。適正な所で線引きをすることは非常に繊細な感覚、計算が要求される。来年度からのルール変更で、若手騎手の騎乗機会の確保→実力の向上→更なる騎乗機会の確保、というサイクルが確率すればいいのだが……。
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