記者席どよめかせた韋駄天が目指す「17年ぶり」 ライバルはまさかの…
注目すべきは舞台初の馬たち 穴党TMはコレを狙う
小島「ライオンボスの千直の適性の高さについては、僕も認めざるを得ませんが、それを負かす可能性がある馬、という観点で考えると、魅力的なのは今回が初の直線競馬となる馬ではないでしょうか。そんな中から◎に指名したビップライブリーは、ここ2走で前に行けているように、脚質に幅が出てきました。馬体が10キロ増えていた前走は回復したものでしたが、やはり久々の分もあったでしょうし、叩いて体調面の上積みも見込め、開幕週の馬場も合うはずです」
久光「僕はアンフィトリテの一発に期待します。デビューから3連勝を飾った素質馬で、長休明けの2走前と極悪馬場で不利もあった前走の敗戦で見限るのは早計だと思います。今回、順調に叩き2走目を迎えられるのは何よりですし、3走前の勝利後に“速い流れの中でキレる脚を使える馬”というルメール騎手のコメントからは、直線競馬でも、という期待を抱かせますからね」
伊利「直線競馬とリンクするのが坂路調教。その持論から、昨年は栗東坂路でラスト11秒8をマークしたナインテイルズに◎を打ったんですが、惜しい3着でした。ただ、とりわけ勾配のキツイ栗東坂路で11秒台を叩き出せる脚力が最後のひと踏ん張りに繋がる、という考え方は間違いではないと思います」
デスク「ならば今一度ナインテイルズに◎なのかと思ったら、無印なんだな」
伊利「そうです。今年は昨年ほどの動きではないので印は打てません。で、今年のメンバーを改めて見渡すと、唯一の11秒台をマークしているのがオールポッシブル。初の直線競馬のみならず、初めてブリンカーを着用してガラリ一変の要素も十分で、今年はこちらに期待します」
西田「韋駄天S組では2着のカッパツハッチも上位を争える一頭となるはずです。勝ち馬をマークして運びながら、相手にもうひと伸びされた形で、自身も最後まで渋太く伸びて速い時計の決着に対応したことを評価すべきですね」
守屋「韋駄天S3着のミキノドラマーは、キャリア30戦のうち半分の15戦が直線競馬と徹底した使われ方ですが、6歳を迎えてやっと唯一の直線競馬の重賞であるここを使えるようになりました。“テンのスピードは見劣るが、後半に徐々に脚を使うタイプなので、できれば各馬が序盤から殺到する外の枠ではなく、真ん中辺りかそれより内が欲しいね”と、南田師は話していたんですが、ドンピシャの枠を引いただけに侮れないでしょうね」
大江原「昨年のこのレースでは4着だったレジーナフォルテだけど、その上位馬が今年も揃って出走してきたとはいえ、展開がうまく噛み合えば着順が入れ替わってもおかしくはないよ。前走はスタート直後に落鉄のアクシデントがあった上に、馬場も悪くて持ち前のスピードを生かせなかった参考外の一戦だし、状態自体も悪くはないからな」
目黒「ラインスピリットは、中山助手によると9着に敗れた前走でも“かなり馬場が悪化したことを考えれば、決して悪くない競馬だったと思う。稽古の感触もいい頃の感じが戻ってきた”とのことで“春先は体調面がもう一つだったけど、今は立ち直ってきている”のなら、復調気配はあると見ていいですね。アイビスSDでは過去2度参戦し6着5着ですが“勝ち鞍もあるし、条件は合っているよ。ただ、枠順にかなり左右されてしまうレースなので、外枠が引けるかどうかだろう”と。過去2回よりも外を引けた今年は、チャンスがあるかもです」
デスク「競馬はけっしてタイムレースではないんだけど、直線競馬においての持ち時計は重要なんだよ。世界水泳じゃないが、ライオンボスは、予選で54秒1、準決で53秒9だから、決勝のここでは53秒7の“世界新”更新も可能だろう。ホントは蹴飛ばしたくなるほど人気は被りそうだが、逆らうことはできないな」
木谷「僕もライオンボスが十中八九勝ちそうな気もしますが、いっそ狙うなら直線競馬未経験の馬でしょうかね。という訳で僕も伊利さんと同じくオールポッシブルです。ライオンボスが16着→16着から直線競馬で一変したように、この馬も16着→16着からの臨戦ですし、やっぱり8枠というのもソソられますよね」
デスク「来たところでビックリするほど配当が付かないのも8枠だけどな」
宮崎(競友)
チャンピオンズC(GI)
払戻金 54万1500円
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山崎TM
チャンピオンズC(GI)
払戻金 12万0200円
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松田(競友)
ステイヤーズS(GII)
払戻金 39万6410円
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石川(競友)
11/30(土)中山12R
払戻金 41万8000円
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小島TM
11/30(土)中山2R
払戻金 31万4350円
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